追い込まれた受験生のためのPDCAサイクル活用法
追い込まれた受験生向けのPDCAサイクル活用法。時間ベースではなくタスクベースで計画を立て、現状と目標の差を数値化して把握することから始める。改善時は勉強法・思考プロセス・PDCAサイクル自体の3層で見直し、他人の基準に左右されず自分主体で考える。建設的思考を重視し、イレギュラーな状況では自分でロードマップを作成する力が重要。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、ずっと動画で話したかった「追い込まれた受験生がどうやってPDCAサイクルを回すべきか」っていうテーマを、めちゃくちゃ実践的に話していきます。
正直、このフレームワークは僕が受験生の時にこれのおかげで受かったし、今起業して2社目だけど、全てにおいて自分の行動原則っていうのはここに収束するなって思ってるぐらい大事な概念なんですよ。
この記事を読んでほしい人
・余裕がない状況で追い込まれている受験生
・偏差値が足りない状態から逆転合格を目指している人
・「この時期でこの点数なら落ちる」みたいな他人の基準に不安を煽られている人
・自分で学習計画を立てる必要があるイレギュラーな状況の人
1. まず、「合格には○○時間必要」みたいな神話から離れよう
自分が一番信じられないのは、「早稲田大学政治経済学部に受かるには3000時間の勉強が必要です」っていう神話。これを前提にして質問してきたりとか、それに踊らされたりする人が多すぎる。
学校の先生とかも「11月のこの時点で赤本で何割取れてないなら落ちるよ」とか言ってくるじゃん。まあ目安として使うにはちょうどいいんだけど、自分自身がそういうグループに入れてる人はそこをよりどころにするし、逆にその基準を満たしていない人たちっていうのはそれによって不安感をあおられるわけでしょ。
ぶっちゃけ、僕の周りでも推薦ダメで一般対策してよかったって人結構いるんだけど、そういう人たちって全員とは言わないけどGoing my wayみたいな思考の人なんだよ。
先生がこう言ってたから落ち込もうとかっていう気がさらさらない。「先生がそう言ってるんだ。僕そう思わないんですけど」みたいな人が多い。学校は進路実績欲しいよなみたいなぐらいでいいんですよ(笑)
結局、自分っていうところに立ち返れるかどうかが、イレギュラーな動きする人に求められる力だと思う。
2. 「考える」と「妄想」を区別する
よくある質問パターンで「ヒッキーさんは自分で考えろっておっしゃってて、僕もいろいろ考えてるんですけど分かりません。いろいろ話聞いてみたら他の人と相対的に見た時に僕はこうこうこうで、今何割なんでこれで○○大学に行けるかどうか」みたいなこと言ってる人がいるんだけど、まずこれを「考えてる」って言ってるのがちょっと違うかなと思ってて。
これ、考えてないと思うんだよ。妄想だと思う。
何らかの不安とか一抹の期待は何かを煽る対象に対して思いを巡らしてるっていう状態。想像するとか何らかについてのことを考えるっていうよりも、「どうしたらいいか、今後どうするか」を考える。この建設的な思考の方に時間を使ってほしいんだよ。
どうしようもないことを考える時間も「考える」っていうのに入れちゃうと、「僕たくさん考えてるんですけど」って言った時に、合格するかどうかをずっと考えててもそれって前に進んでるのかってことなんだよ。
だから、頭を使って何かを巡らせたらそれ全部「考える」っていう風に俺は考えてなくて、どうしようもないこととかは「妄想」っていうカテゴリーに入れて、合格に一歩でも近づくっていうものにつながる思考。これを自分は受験の世界での「考える」っていうことだという風に定義したんだよね。
3. まず現状を数値で把握する—赤本を解こう
PDCAの回し方の話をする前に、絶対にやるべきことがある。それは赤本を解いて現状を数値化すること。
受験とかで現状自分の能力が足りてなくて、求められてる力が自分よりも大きいものである場合は、2点を常に考えてなきゃいけない。
- 合格最低点(目標地点)
- 自分の現状(スタート地点)
この2点があって初めてロジックってものが生まれると思うんだよね。合格最低点っていうのは絶対的だけど、自分の現状っていうのは自分で探しに行かないと見つからないんだよ。かつ普遍的でもないじゃん、その時のコンディションとかによって変わるから。
だから「赤本やるべきでしょうか」って質問に対していつも言ってるのは、迷ってるなら1回解こうっていうことなんだよ。
1回解いちゃえば自分がその大学の試験に対して今何%取れるのかがバーンって数字で出てくるじゃん。そこで20%でした、3教科で。でも合格ラインは65%ですって言った時に、この間をどう埋めるか。それをPDCA回しながら歩んでいこうっていうことなんだよね。
4. 追い込まれた受験生のための実践的PDCAサイクル
じゃあ具体的にどうやってPDCAを回すのか。例を出して説明するね。
Plan(計画)
自分23%でした。その内訳は、英語の得点率は18%しか取れませんでした。問題を分析した時に単語力が不足してるなっていう風に問題点が浮き出てくるじゃない。長文そもそも読めなかったってなったら、じゃあ単語帳をやろうっていう風にしてまず勉強する対象が決まる。
じゃあここで分量を決めよう。「単語帳3時間やろう」ってプランを立てます。
Do(実行)
それを実行する。確実にそれを実行しないとアセスメントができないから、決めたプランをなるべく忠実に実行してみる。
Check(評価)
さあどうだったんだろうって言った時に、「悪くはなかったな。けど、なんかいまいち」って結果が出たとする。チェックのフェーズで。
Act(改善)—ここが最重要!
で、次アクト。それを踏まえて改善します。ここがちょっと自分は他のPDCAと違うかなって思うところで、3つぐらいのレイヤーに分かれるんだよ。
レイヤー1:勉強法そのものに対しての改善
「単語帳3時間やろう」って決めたけど、これってダメなんだよ。単語帳をどうするかだけで考えるんじゃなくて、ちょっと待てよ、3時間の前にそもそもなんで時間で決めたんだっていう風に一個引きで見るんだよね。
勉強内容を時間で測ろうとしてたなっていう。
レイヤー2:思考プロセス自体への改善
「単語を3時間やろう」ってところに行き着くまでの思考プロセス自体にアクトのスポットライトを当てるんですよ。
今までは時間ベースで決めようと思ってたけど、次はタスクベースで決めてみよう。3時間じゃなくて200単語やるって決めてみようっていう風に、思考プロセスにアクトのライトを当てることで行動が変わるじゃん。
レイヤー3:PDCAサイクル自体への改善
今PDCAこのタイミングで回してるけど、これ今1ヶ月に1回スパンぐらいでやろうと思ってたけど、1週間で1回の方がいいんじゃないかなっていう、このPDCAの回し方自体にPDCAを当てるっていう。
このくらいまでやったら、あの、俺、質問とか出てこなかったんだよ。まず周りに質問する環境がなかったっていうのもあって、自分の中で完結するシステムを勝手に構築してたなって思った。事後的に。
単語これでいいのか。いや待てよ、タスクベース。待てよ、タスク…時間? なんで俺時間に固定してたんだろう。まずこれどうだろう、どうだろうみたいな感じで、そもそもそもそもみたいな感じで本質にすぐ行く癖がついてた。
5. 具体例:日本史一問一答で考えてみる
最後に軽く図に変えたから説明するね。
「日本史の一問一答6時間やろう」って決めたとするでしょ。この思考の裏には、まずこうなった裏には時間ベースで決定しちゃってたっていう前提があるんだよ。でこの時間ベースで決定されたのは寝る前だったっていうレイヤーがある。
だから「日本史一問一答6時間にしよう」っていう決断の裏には、この2個の前提がある:
- PDCA自体は寝る前に回してる
- 寝る前に回したPDCAの中で自分は勉強っていうものを測るときに時間ベースで勝手に決定してた
その結果、日本史一問一答ってものを6時間やろうって決めてた。この時点ではそれ気づけてないからね。そういう風にして決まってたっていう事後的な事実。
で、Do。Just do it。もうやるだけでしょ、ここは。できるだけやる、しっかりやる。
次、Check。普通のPDCAだったらここしか見ないんだよ。「日本史一問一答6時間やる」ってことがどうだったかなっていうのしか見ないのが、PDCAの一般的に流れてる認識だと思うんだけど。
自分の場合はここをまず見直すときに、よかったらこのままGOなんだよ。だけどダメだった前提ね。これがいまいち効果が出なかったなって一定期間で思ったら:
- 6時間(勉強法そのもの)に問題があったのか
- 時間ベースで決めたこと(思考プロセス)に問題があったのか
- PDCAサイクルの回し方(寝る前に回してた)に問題があったのか
っていう3つのフィルターをかけるから、これから漏れることはあまりないかなってぐらい結構厳重にかけてるかな。
6. イレギュラーな状況では自分でロードマップを作るしかない
正直、口で言ってるけどめちゃくちゃ難しいことなんだよ、これ。だから本当に追い込まれてる人はこれをやるしかないと思うんだよ。
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