暗記が苦手な人向けの効果的な反復学習法
暗記が苦手な人の多くは反復不足が原因。長い範囲を1周ずつ進めるのではなく、5ページ程度の短い範囲を何度も反復し、完全に忘れる前に戻って復習する。範囲を重複させながらじわじわ拡大し、手の中に収まる情報量で登場人物を馴染みあるものにする。規則性を持たせすぎず抜き打ちテストも組み合わせる。この方法で日本史センター試験を32点から80点台まで上げた実績がある。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、いつもの動画とちょっと違ってめちゃくちゃシンプルな内容なんですけど、オンラインコーチングで電話相談とかやってる中ですごく最近引っかかることがあったので、それを記事にしたいなと思います。
テーマは、「暗記が苦手な人向けの効果的な反復学習法」です。
今、5月後半で浪人してる人もそうじゃない人も、これからどんどん強度を上げて勉強していこうという時期だと思うんですけど、今日は点数をどうやって上げるかの一個手前の話で、普通に普段参考書を使ったりとか授業を受けたりしているのに、そのものを覚えられないという人向けの内容です。
この記事を読んでほしい人
・一問一答、英単語、歴史科目、古文単語など単純暗記系の学習で伸び悩んでいる人
・参考書を何周もやってるのになかなか覚えられないと感じている人
・「自分はこれだけやってるのに…」とフラストレーションを感じている人
1. 覚えられない原因の80%以上は「反復不足」である
結論から言うと、参考書結構やってるのになかなか覚えられないんですよねっていう人の原因として圧倒的に多いのが反復不足です。
参考書のやる量とかじゃない。大事なのは反復なの。
人それぞれによって満足いくラインっていうのは違うと思うんだよね。「自分はこれだけやってるのに」って考えるってことは、それだけやってる自信があるのにも関わらず結果が伴わないっていう表現に聞こえるんですよ。
そういう方が実際何やっててどういう風なことを実施してどういう結果になっているのかっていうのを聞くと、単純に第三者聞いてる側の感想としては圧倒的反復不足。それは覚えられないですよっていう感想を抱くことが80%以上ですね。
1日に100回くらいやってるのにそれでも覚えられませんって人はまた原因が別にあるんですけど、やった気になるラインが低すぎたりとか的が外れてたりするんですよね。エネルギーを注いで疲れるっていうエネルギーの発散の方向がちょっとずれてるなって思うことがあります。
2. 長い範囲を1周ずつやるのではなく、短い範囲を何度も反復する
ちょっと今軽く説明すると、めっちゃ感触したけどこっち側にリード文があってこっち側に答えがあるっていうのがオーソドックスな一問一答だと思うんですけど、これをやるとき結構よくあるのが、バーってやると間違ってた、これ合ってた、間違ってたで次こっちのページでやる、てらてらっていうので最初から最後まで走り抜ける。これを一周として何周もやってるのに覚えられないんですっていう方ですね。
こんなに膨大な量をちゃんと隅々まで2周も3周も4周もしてるのに、抜き打ちでやったときにできない。どうしたらいいですか、っていうコメントがすごい多いんですけど。
まず一番いいのは、自分が今やってるアプローチって観測するとどういうことなのかなって気づくことだと思うんですよ。
始まりと終わりがあった時に、そういう人のアプローチっていうのは、ブワーッと行く、また戻ってバーッとやる。この間に膨大な知識があって、こういうローテーションだと思うんですよ。
これで覚えられないんです、どうしたらいいですか、じゃなくて、こうじゃないやり方って何なんだろうっていうのは、まず他の選択肢を考えた方がいいと思いますね。
範囲を細かく刻んで反復する
もう少し短い点を何個か置いて、ここ行く、ここ戻る、ここ行く、ここ戻る、次ここ行く、ここ戻る、ここも行きつつたまにこう戻る、とか。分かりにくくなったけど、自分はこういう風にやって覚えてたんですよ。
100ページ進む、また0から、また100ページやるっていうので覚えられないんだったら、それを4分割して25ページの中ぐるぐるやる。次の25ページやる。また戻ったりとか、50ページでやったりとか、工夫の仕様っていくらでもあると思うんですけど。
いずれの場合も、一定期間における反復回数が多ければ多いほど覚えやすいと思うんですよ。特に一問一答と単純暗記系っていうのは。
3. 完全に忘れる前のぼんやり覚えている状態で戻って反復する
だから頭から何かやるじゃないですか。新しいものをやった時に、これが完全に抜けきる前、直前記憶も良くないけど「あっ、あの人何か見たな、何だったっけな」ってぼんやり残ってるうちにそこに戻ってこれる量で死ぬほど反復をした方がいいと思います。
自分だったら、例えば一問一答の初見の内容だったら5ページぐらいが限界だったら、5ページぐらいであれば、その日の午前中に新しい人名とか事件とかやっても全部既視感があるから、その中でその日の夜にやる。全部見たことあるけどうろ覚えみたいな状態で、「えっと、これはあれだよね、あれだよね、OK、OK、OK」ってやって、また次の日の朝に同じことでやる。次の日の夜にも同じことをやる。という感じで、じわじわ回していました。
4. 5ページ程度の少ない範囲から始めて、重複させながらじわじわ拡大する
最初はP1からP5までを1個の例ですよね。こういう風にやったらいいんじゃないかというので。
- 1日目:P1からP5を午前と午後とかで2周する
- 2日目:P1からP10で2回やる。こうすることでP1からP5に関しては2日間で4週できる。次の日のP5からP10、新規の範囲においても2週分できる
- 3日目:また次の日は…という感じで増やしていけばいいと思う
こうやっていくとどんどん増えて扱いにくくなってくるから、この3日目とか4日目の頃にはP1からP5においては6週とか8週とかできているから、さすがにここまでやったら定着したいという人に関しては、次P5から次P20とかでやるとか。
この重複する範囲を保ったままじわじわじわじわスライドしていけばいいと思うんだよね。
手の中に収まる範囲で登場人物を馴染みあるものにする
最初から最後までやっていくと、情報が硬すぎて途中から右から左になっちゃうんだよ。なんか新しい言葉、さよなら、なんか新しい言葉、さよなら、じゃなくて、「これさっきあったじゃん、さっき出会ったじゃん、またお前か、またお前か」っていう風に、友達ができていくプロセスみたいに、こいつちょうどさっき見たぞ、昨日見たぞっていうぐらいの既視感の中で反復をしていった方が、自分は良いと思います。
それをじわじわじわじわ扱えるキャパを増やしていって、最後だいぶ全体入ったかなってなったら、その順番とか逆にしたりするね。
自分のこの手の中に収まる範囲で何回も何回も何回も何回もそれをかき混ぜる。この中においてはどの登場人物も自分に馴染みがあるものにして、また次のグループを処理するっていうのをやっていった方がいいです。
5. 規則性を持たせすぎず、たまに抜き打ちテストや順番を変える工夫をする
で、参考書の半分ぐらいまでいった時に抜き打ちテストをやったりとか。規則性を持たせすぎると脳みそっていうのは結構覚えてくかったりするんで、たまに突拍子もないとこバッと開いて、自分覚えてるかなってやったりとか、そういうのも必要だと思います。
だから勉強のスケジュールをでも立てるというのが大事なんで、こういう風にやっていくと管理はしやすいけれども、計算ができちゃうから、たまに夜寝る前とか休憩時間とかにもう1ヶ月くらい前にぐるぐるやってた範囲にいきなり戻って5ページ分バッとやるとか、そういうのを組み合わせるとめちゃくちゃ覚えやすいと思います。
全体を抑えたら順番を逆にしたりランダムにする
時代があるものだったら、日本史だったら近代から古代に向けていったりとか、あとはもうランダムにバーッとめくってその前後10ページをやるとか。
ある程度規則性を持って全体の登場人物を抑えたら、次はもう順番逆にしたり抜き打ちにしたりっていうのをやって、それでも覚えてればどうか、テストした方がいいと思います。
6. 実際に日本史センター試験を32点から80点台まで上げた方法
自分はこれと全く同じやり方で、2週間でね、日本史の一問一答っていうのを8割くらいの内容入れて、センターで32点から80何点まで上げたっていう。その時にやってたのがこれなんですよ。
もちろん人それぞれ相性あるけども、もし今自分のやり方で伸びない、伸びてないって人は、このうざいぐらい範囲をかぶせてね、じわじわ広げていきつつたまに戻るとかっていうこの方式をやってみてほしいです。
長い範囲で1周、2周するぐらいだったら、もっと細かく刻んでそこをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるいって、大きな範囲でぐるぐるやって次に行ってたまに戻ってとか、こういう感じで進めていくのをお勧めしますね。
まとめ:暗記が苦手な人が今日から実践すべきこと
- 覚えられない原因の80%以上は反復不足。やった気になるラインが低すぎる
- 長い範囲を1周ずつやるのではなく、短い範囲を何度も反復する
- 完全に忘れる前のぼんやり覚えている状態で戻って反復する
- 5ページ程度の少ない範囲から始めて、重複させながらじわじわ拡大する
- 手の中に収まる範囲で登場人物を馴染みあるものにしてから次に進む
- 規則性を持たせすぎず、たまに抜き打ちテストや順番を変える工夫をする
- 一定期間における反復回数が多いほど覚え
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