受かった人、落ちた人で結局何がどう違ったのか
受験で成功する人と失敗する人の違いは、具体的な勉強法を真似するか思考法を学ぶかにある。失敗する人は参考書や時間配分など表面的な方法をそのまま真似しがちだが、成功する人はその選択に至った考え方や判断基準を学んでいる。自分の状況と成功者の思考法を掛け合わせることで、自分に最適な勉強法を生み出すことができる。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、僕が5〜6年前からずっと伝えたかったけど、なかなかうまく言語化できなかったテーマを、ついに明確な形にできたのでお話しします。
テーマは、「受かった人と落ちた人で、結局何がどう違ったのか」です。
昨年、僕が運営しているオンラインコーチング「Essence」を利用してくれた180人以上の受験生のチャットログを全部分析しました。そこから見えてきた傾向を、今日は事実ベースでお伝えします。
この記事を読んでほしい人
・勉強法に迷っている受験生
・他人の勉強法を真似しても成果が出ない人
・「自分で考える力」を身につけたい学習者
・何度も受験しているのに結果が出ない人
1. 大谷翔平の例で考える「真似すべきもの」と「真似してはいけないもの」
いきなりですが、野球の話をします。
あなたが「大谷翔平選手みたいな素晴らしい野球選手になりたい」と思ったとします。そのとき、何を真似しますか?
落ちた人たちに共通していたのは、大谷選手の練習メニューをそのままコピーしようとしていたということです。
一方、受かった人たち(または当日のアクシデントがなければ確実に受かっていたであろう群)は、大谷選手が練習メニューを考える時にどういう思考プロセスを経ているのか、その考え方を学ぼうとしていました。
これ、めちゃくちゃ大事なポイントなんですよね。
イチローに相談した大谷翔平の話
大谷選手が打てなくなった時期に、イチローさんに電話で相談したっていう話を聞いたことありますか?
その時、大谷選手は「イチローさんの打ち方」を聞いたわけじゃないんですよ。イチローさんがどういうメンタリティで打席に立っていたか、どう考えていたかを聞いたんです。
体つきも性格も全然違う二人。イチローの打ち方をそのまま真似したって、大谷選手が打てるようになるわけないじゃないですか(笑)
でも、イチローがその打ち方を発見するまでの考え方を大谷選手がコピーできたら?大谷選手なりの解決策を生み出せるんですよね。
これ、受験も全く同じ構造なんです。
2. 受験でも同じことが起きている:データが物語る現実
これは僕の感覚的な話じゃなくて、180人以上のチャットログを分析して見えてきた事実です。
落ちた人・伸び悩んだ人の典型パターン
あなたが早慶志望だとします。
早慶に受かった人が「何の参考書をどういう風にやっていたか」を調べて、それをそのままコピーしようとする。これが、落ちる群に入っている人の圧倒的に多いパターンでした。
- 「鉄壁を1日何ページ、何周しました」→そのまま真似
- 「僕は1日10時間勉強してました」→同じように10時間やる
- 「この時期にこの参考書を終わらせました」→同じスケジュールで進める
何をどうやっていいかわからないし、自分でどう考えていいかもわからない。だから、具体的な参考書ややり方を紹介している情報に飛びついて、ダイレクトに真似するんです。
自分に合ってる・合ってないに関わらず、そういう情報しか知らないし、他に生み出しようがないから。フィットしてなかったとしても、その勉強以外に進め方がわからないまま何ヶ月も過ぎていく。
このスタンスで1日10時間以上勉強している人、マジで多かったです。
受かった人の勉強には「傾向」がなかった
逆に受かった人たちの勉強を見てみると、その勉強内容にあまり傾向みたいなものがなかったんですよ。かなりいろいろな進め方をしていました。
- 15時間近く毎日勉強して受かった人もいる
- 5〜6時間の勉強で、その他の時間は運動したり資格の勉強をしていた人もいる
- 家族との時間を大事にしていた人もいる
- 夜に友達とご飯に行くのを楽しみに、そこまでの時間を頑張るルーティンにしていた人もいる
バラバラなんですよね、やり方は。
でも、共通していたのは「考え方」だったんです。
3. 価値があるのは「枝葉」じゃなくて「幹」の部分
僕が何年も前から動画で言い続けていることがあります。
価値があるのは枝葉の情報じゃなくて、その枝葉に派生する根っこや幹の部分だってことです。
別の言葉で言うと、抽象度が高い情報なんですよね。
「抽象度が高い情報」とは?
「抽象度が高い」って聞くと難しく感じるかもしれませんが、シンプルに言うと「考え方」や「思考法」のことです。
この考え方(幹)に、あなたの状況(土台)をパチッとセットすると、あなたに合った具体的な参考書(枝葉)が決まるんです。
公式で表すと
あなたの状況 × 正しい思考法 = あなたに最適な勉強法
うまくいかなかった人は、この公式を無視して、いきなり他人の「結果」だけを自分に当てはめようとしていました。
大谷翔平は「言われたことだけ」で今の地位を築いたか?
もう一度野球の話に戻りますが、大谷選手が今みたいな素晴らしい選手になる上で、練習法やメニューを人から言われたものだけで組み立てたと思いますか?
「野球のことよくわかんないから、コーチに聞いて教わったことだけやろう」って、今の地位を築いたと思いますか?
ぶっちゃけ真実はわかりませんよ。でも、大谷さんのインタビューや本から推察するに、あの人はものすごく「自分が何者か」を理解していると思うんです。
受かった人たちも同じでした。自分を理解していて、自分に合った勉強法を「生み出して」いました。
4. 「何を」「どうやって」より「どう考えて」が全て
受かった人と落ちた人の決定的な違いは、情報収集の仕方でした。
落ちた人がする質問
- 「Hikkyさんは何の参考書を使ってましたか?」
- 「何時間寝てましたか?」
- 「どこで勉強してましたか?」
- 「1日何時間勉強してましたか?」
こういう質問、めちゃくちゃ多かったです。そして、僕と同じ参考書を買い揃え、僕と同じようなやり方をしたけど伸びない。で、「次どうしたらいいですか?」ってまた僕に聞いてくる。
これ、イチローの打ち方をそのまま真似しようとする大谷選手みたいなもんなんですよ。打てるわけないじゃないですか(笑)
受かった人がする質問
一方、受かった人たちの質問や意見の傾向は全然違いました。
- 「その参考書を選んだ理由(考え方)は何ですか?」
- 「そういうやり方に至るまで、どういう思考プロセスがあったんですか?」
- 「不安な時、どういう風に考えて解決しましたか?」
- 「そのタイミングで何を良しとして、何を悪しとしたんですか?」
「何を」「どうやって」ではなく、「どう考えて」その方法を見つけたかに興味を持っていたんです。
これが決定的な違いでした。
5. 思考法は真似していい。結果は真似してはいけない。
受験勉強をする上で、自分で考えなきゃいけない部分と、全然真似していい部分があると思うんですよ。
人が「何を」「どう」考えてその方法に至ったのかっていう思考法は、ガンガン真似していいと思います。
なぜかっていうと、その考え方は、自分が置かれてる状況と掛け合わさった時に、自分に合う具体的な勉強法や勉強スタイルという結果を出力してくれる可能性が高いからです。
具体例で説明します
ある受験生が「鉄壁を1日50ページ、3周して受かりました」という情報を発信しているとします。
この情報、あなたに合うか合わないかは本当に運次第なんですよ。
でも、その受験生が「どうやってそれが自分に合ってるって判断したのか」「その上でどういうトライアンドエラーをしたのか」「その時に何を良しとして何を悪しとしたのか」っていう判断基準や頭の中で起きてたことを聞くと?
「自分だったら鉄壁よりもシスタンを、こういう風にやる方が合うな」っていう結果になることが多いんですよ。
先輩Aはそういう考え方に基づいて鉄壁のそういうやり方をチョイスしたけど、自分はその考え方をコピーしたとしても、置かれてる状況も持ってる参考書も目指すところも違うから、結果は変わるんです。
イチローの考え方 × 大谷翔平 = 大谷翔平の練習法
これ、さっきの大谷選手の話と全く同じ構造ですよね。
イチローの打ち方に意味があるんじゃない。イチローがあの打ち方を発見するまでの考え方を大谷選手がコピーできたら、大谷選手なりの解決策を生み出せる。
これが本質です。
6. 自分の状況 × 思考法 = 最適な勉強法という公式
もう一度整理します。
Y(何をどうやるか)= X(あなたの状況)× Z(考え方)
Yは、あなたが一番求めている答え(何の参考書をどう進めるか)です。
Xには、あなたの状況を入れてください。
Zには、成功者の思考法を入れてください。
状況 × 思考法で、「何をどうやるか」は決まります。
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