合格を分ける「言語化する力」の重要性
合格する人と伸び悩む人の違いは「言語化する力」にある。「難しい」などの感覚的表現ではなく、何がどう困難なのかを具体的に分析・言語化することで初めて解決策が見える。やみくもな努力ではなく、問題を要素分解し、自分の学習行動を説明できるレベルまで言語化することが受験突破の鍵となる。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、この時期に最後一伸びして合格を勝ち取る人と、くすぶっちゃって終わっちゃう人の違いについて話します。
結論から言うと、この2者を分かつのは「言語化する力」です。
この記事を読んでほしい人
・受験勉強で伸び悩んでいる人
・「難しい」「できない」で思考が止まってしまう人
・やみくもに勉強時間だけ積み上げている人
・効果的な学習計画を立てたい人
1. 「難しかったです」は言語化ではない
「この年度の英語は難しかったです」「赤本解きました、難しかったので得点が4割でした。どうしたらいいでしょうか」
こういうコメント、めちゃくちゃ来るんですよ。
でも正直に言わせてもらうと、これは言語化できてるとは言えません。
なぜなら、難しさが何たるかを一切説明できてないからです。
「難しい」って言葉、めちゃくちゃ便利じゃないですか。どんな状況でも使える。でもそれってメタモンみたいなものなんですよ。どんな状況であれ、それを難しく人に感じさせることってすごく簡単なんです。
例えば、僕がパッと思いつく限りだと:
- 普段自分が単語帳で触れてる単語以外の単語が多く含まれていた場合→これ難しいと思うじゃないですか
- 単語自体は優しいんだけど構文でひねってくるパターン→なんかすごく優しく見えるんだけど語順気持ち悪くないか、みたいな
- 文章が単純に長くなった時→これも結構難しく感じますよね
この自分がパッと浮かぶだけでも3つぐらいあるんですよ。
だから何がどうなって難しいと感じてるのか、その難しさの内訳を言語化しないことには、どうしたらいいのかは僕にも分からないんです。皆さんももちろん分かんないと思います。
2. 言語化の本当の価値は「過程」にある
言語化の何に価値があるのかっていうと、何が起きてるのかっていうのを説明できる能力そのものではなくて、言語化をする過程にあるんですよ。
言葉に出して起きてることをアウトプットするってことは、それがどういう状況なのかっていうのを感覚的な認識よりも深く、そして正確に自分自身が理解する必要があるじゃないですか。
言語化をするって、言葉にするのに必要な物事の理解ってすごく深くて、かつ輪郭がはっきりしたものだと思うんですよ。
今後何か解いて「うわ、難しいな」と思ったら、その瞬間にこの言葉を思い出して、自分は何で今難しいと思ってんだろうかってその場で自分自身に問うてみてください。
そこで正直、何がどうなって難しいのかを自分に説明できないと、かなり合格は厳しいです。
3. 感覚的な反応を後から分解する力
「難しいな」って思う理由があるから、今自分は難しいと思ってるんです。要するに自分の感覚的な反応が先行しちゃってるから、それを後から「なんでこんな風に自分は思ってるんだろうか」っていう風にそこを説明するのって、難しいんですよ。
自分が何で怒っているのかが分からない、みたいなのと一緒で、感情的な動きが先行しているからこそ、どうして今自分はこの英文とかに対して難しいと思っているんだろうか——目に見えないじゃないですか、体が感じている。
そこを一つ一つ分解して明らかにする作業も受験勉強ですよ。
ペンを動かして闇雲にグーッとやるのが、なんか受験勉強像としてこの日本社会に蔓延してるからこそ、努力とか頑張れとかってのが先行して、15時間勉強して突っ込んで落ちるっていう人が量産されてるんです。
それ、ただの暴走列車を大量生産してるだけだと思うんですよ。燃料ぶっこんであり走ってこい、方向を考えずにね。向かうべき方向は一つしかないのに、努力とか頑張るっていう燃料だけをパッと積んでランダムに走らせる。いつか目的につくんじゃないかと思わせる——これはひどいと思いますね(笑)。
4. 問題の要素分解ができない人は、ペンを握ってはいけない
ちょっと厳しいことを言わせてもらいます。
自分の問題点ってなんだっけっていうところの要素分解ができない人は、ペンを握っちゃダメです。
目的地どこだっけっていうのが分からないのに、「やばい、でもアクセル踏まなきゃ、遅れる遅れる」って言ってアクセル踏んじゃってるんですよ。
遅れるも何も、あなたが向かうべき場所をまずセットしないことには、近づきさえしないんだから。ただの物質の移動で終わっちゃうんですよ。アクセルを踏むっていうだけだとね。近づかないんです、なんなら遠ざかることだってあるから。
だからこそ、何度も何度も何度も何度も口すっぱく言わせてもらいますけど、自分が努力とか頑張ったり勉強するにしても、やればやるだけ目的地に近づく勉強——っていうこの最低限の条件を担保するために必要なのが、自分自身が今抱えている問題の言語化なんですよ。
5. 「何が」「どう」を組み合わせる——WhatとHow
難しいな、できないな、って思った時に、何がどう——WhatとHowを最低限組み合わせて、この入れ物に何かを入れられる力がつかないと、絶対に受かんないです。
ここを説明せずにやみくもに勉強して受かる大学は知れてます。
今僕の動画見てくれてる多くの人は、受験勉強しなくても入れる一般的なFランってとこじゃなくて、やっぱり倍率がある程度あって競争の中で勝ち抜かなきゃいけない人たちが多いじゃないですか。
だとしたら、ただ単に勉強して受かるような大学だったら、みんな受かるんですよ。頭を使わない努力ほど簡単なものはないから。
でも、目に見えないものを「これはどうなんだろう、どういう可能性があるんだろうか」っていうこの頭を使う洞察と、それをやってみようっていう能動ベースの努力——っていうこの一見相反する2つの力が求められるからこそ、大学側としても貴重な人材として受け取りたいんだと思います。
頭でっかちでもない、行動力もある。この両方、考えつつ動ける人が欲しいから、入試問題もああいうボリュームにしてるし、情報処理を求めたりしてるし、共通テストだってああいう形式にしてるんだと思うんですよ。
6. 自分の勉強を他人に説明できるか?
受験勉強って、実はこれだけなんです:
- 自分で分析をする
- 自分で言語化をする
- 自分が持っている参考書は何だろう
- 今までどうやってきただろう
- 今後どうしなきゃいけないんだろう
——を考えながら、試しながら、良かったもの悪かったものをしっかりモニタリングして、良かったものを残す。良かったものだけで構成された一日の勉強を維持しつつ、さらにさらに高みを目指して赤本解いて、それでもまだ解けないところを解けるようにする。
この過程において、人に聞かなきゃ分からないことってないんです。
僕は正直これが結構できた方だったから受かったっていうのもあると思います。難しいなって思ったら、難しいまま何か打算的じゃない計画を立てるってことはしなかったんで。
自分がやるページ数とかタイミングとか全てを、僕は人に説明できましたから。
最低限、自分が何でこれをやろうと思ってるのかっていうのは、自分ないし他の人に説明できるようにして勉強を組んだ方がいいです。
説明できないことをやるのは、それ惰性だと思いますから。それでうまくいっても、悪くなったとしても、どうしてそうなってんのか説明できないんですよ。意図がないからね。
7. 「時間オーバー」も同じ——どこにどれだけ時間がかかっているのか
「時間がかかる」っていうのも、どこにどれだけ時間がかかっているのか、それはなぜ、に説明がつけば、それの裏返したところに解決ってあるじゃないですか。
「これにこれだけ時間かかっちゃうってことは、じゃあどうしたらいいんだろうか」——いったときに、何の参考書をどのようにっていう風になっていくんですよ。
難しいとか、できないとか、時間オーバーもそう。全部言語化が必要です。
まとめ:言語化から始めよう
- 「難しい」「できない」は感覚的な表現で、問題解決につながらない
- 言語化とは「何が」「どう」難しいのかを具体的に分解すること
- 問題の要素分解ができない状態でペンを握ってはいけない
- 頭を使わない努力は簡単だが、洞察力と能動的努力の両方が必要
- 自分の勉強行動を他人に説明できるレベルまで言語化する
- やみくもな努力ではなく、目的地を明確にした上での努力が重要
何をどうやろうじゃなくて、自分がやるべきことなんだろう、やるとしてもじゃあなんで今このタイミングでってのを説明できるように——とにかく全てを言語化する意識で頑張ってください。
動画でも詳しく話しています
今回の内容は、僕自身が受験生時代に体験した「難しいまま放置して前に進めなかった」経験から、めちゃくちゃ自信を持ってお伝えしたいテーマです。動画では、より具体的な例や、僕自身のエピソードも交えて話しているので、ぜひこちらも見てみてください。
それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら
ここまで読んで、「言語化が大事なのは分かった。でも自分一人だと、どこまで分解すればいいのか、どう言語化すればいいのか分からない…」と感じた人もいると思います。
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