受験直前期の「間に合うのか」という不安への対処法
受験直前期の「間に合うのか」という不安は、分析不足や計画の曖昧さが原因。考えても変わらないことに時間を使わず、過去問分析で自分の課題を明確化し、目標との差分を把握することが重要。「間に合うか」ではなく「どう間に合わせるか」の具体的な行動計画に思考をシフトし、確信を持てる質の高い勉強を継続することで不安は解消される。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、この時期に本当に多くの受験生が抱えている悩み、「間に合うのか」という不安について話したいと思います。
毎日のように相談が来るんですよ。「今から勉強始めて間に合いますか?」「偏差値これで間に合うと思いますか?」って。でも、僕自身は受験勉強を始めて1ヶ月経つか経たないかの12月後半の時期でも、「間に合うのかな」って考えたことは冗談抜きで1秒たりともなかったんです。
今日は、なぜそういう不安が湧いてくるのか、そしてどうすればその不安から抜け出せるのかを話していきます。
この記事を読んでほしい人
・受験直前期で「間に合うのか」という不安に押しつぶされそうな人
・勉強しているのに自信が持てない人
・時間的プレッシャーを感じて焦っている受験生
・漠然とした不安を抱えながら勉強している人
1. 「間に合うのか」という質問は、そもそも間違っている
まず最初に言っておきたいのは、「間に合うのか」という問いそのものが、考えても状況が変わらないタイプの質問だということです。
この時期、時間は有限ですよね。残り1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月。この限られた時間をどう使うかが全てなんです。
だからこそ、考えれば考えるほど合格に近づくことに時間を使うべきで、考えても何も変わらないことに時間を使っている場合じゃないんですよ。
「間に合うのか」って考えている時間、その間にも他の受験生は「どうやったら間に合わせられるか」を考えて行動しています。この差、めちゃくちゃ大きいですよ。
2. なぜ「間に合うのか」と不安になるのか、自分に説明してみる
ここで一度、自分に問いかけてほしいんです。「自分はなぜ『間に合うのか』という不安を抱いているのか」を、言語化してみてください。
多くの場合、この不安の正体は以下のどちらかです:
- 目的地(志望校のレベル)がよく分かっていない
- 自分と目的地の差分が把握できていない
例えば、早稲田を目指しているとして。早稲田がどのくらいの問題を、どのくらいの量で、どういう形式で出してくるのか。自分がそれを解いたときにどれくらい通用して、どこで躓くのか。
この情報がないから、目的地の様子が全く分かっていないから、「間に合うのか」が不安になるんです。
過去問分析をしていない不安は、ただの怠惰
もし赤本を解いていない、過去問分析をしていないのであれば、それは単純にやるべきことをやっていないだけです。
逆に「赤本は解いてるんです。分析もしてます。でもやることが多すぎて不安なんです」という人もいると思います。
でも、これも僕からすると「間に合うか不安」という種類にはならないんですよ。やることが多いのは分かってる。残された時間も分かってる。じゃあどう処理したら間に合わせられるか、の話だけなんです。
3. 「間に合うか」ではなく「どう間に合わせるか」に思考をシフトする
ここが最も重要なポイントです。
「間に合うか」という問いは、すごく運命論的で、天命に預けてる感じがするんですよ。でも受験って、人任せなものじゃなくて、自分でどうにかするものじゃないですか。
行きたいのも自分。行く覚悟をしたのも自分。だったら、「どうやったら自分は残りの期間でこの課題群をゼロにできるか」というシミュレーションをすべきなんです。
残り期間は分かってる。自分の対象物(志望校の問題)も分かってる。自分が持ってる武器(今の学力・使える参考書)も分かってる。
だったら、時速何キロで何時間進んで、それを何日繰り返せば着くか、理論上は計算できるんですよ。
見積もりが立ったら、あとはやるだけ
やることがはっきりしていて、1日1日このくらいのボリュームでこういうバランスでやっていけばいいっていうのが見えてるなら、やるだけじゃないですか。
やれば、心の底から行きたい志望校への合格チケットをもらえるんです。残り期間はたったの3ヶ月弱。3年間やれって言ってないんですよ。
3ヶ月弱、やることが明確で、やったなら合格チケットもらえるっていう状況。それに対して「できるかな」っていうなよなよした姿勢を見せるのは、大学側が欲しくない姿勢かもしれないですよね。
4. 質の高い勉強ができていないから、不安になる
もう一つ、「間に合うのか」と不安になる原因があります。それは、自分がやってる勉強に確信を持てていないからです。
ただ勉強してるだけでは不安になります。なぜかって、勉強すること自体はものすごく簡単だからです。
でも、過去問に対して自分が通用する箇所・通用しない箇所を洗い出して、通用しない箇所をできるようにするための勉強を毎日計画に組み込めてますか? 胸を張って言えますか?
言えない限りは、合格に近づく勉強ができてないから不安になるんです。
惰性・なんとなくの勉強は、精神的な支柱として脆い
惰性、感覚、なんとなくこうした方がいいでしょう、一般論の取り入れ、鵜呑み。こういうもので構成された勉強って、ものすごく精神的な支柱としては脆いんです。
自分はなんとなくやってしまっているけど、いざ「自分のやってる勉強に自信持てますか?」って聞かれたら持てない。
だから、自分がやってる勉強は合格に近づいてますかって自分に聞いて即答できない勉強は、かなり質の低い勉強をやっている可能性が高いです。
これが「間に合うのかな」って不安感の根源になっているかもしれません。
5. 受かる人は「どうやったら間に合わせられるか」を考えている
自分が今やってること。その目的。自分が最終的に到達しなきゃいけない場所。そこが求めてるもの。自分とその目的地との差分。
これらをしっかりと把握してれば、「間に合うか」はそもそも疑問にならないんです。
「間に合うか」じゃなくて、「さあ、この残った課題群をどういう風に1日1日に割り振っていこうかな。1週間単位ではどういうテーマにしようかな」って方に疑問が向くんですよ。
これ、質問の質で言うと全然違うんです。「どうやったらそれをできるかな」っていう種類の疑問なんですよね。
- どうやったら間に合うかな
- どうやったら間に合わせられるかな
- どうやったら間に合わせるための構成要素Aとしてのこの部分を解決できるかな
それができたら次はB、その次はCって、ガツガツ進んでいくのが受かる人のマインドセットです。
分析もせず、課題も見ず、ただ不安がるのは危険信号
逆に、分析もせず、自分の過去問も見ず、自分の課題も見ず、残り期間と自分の点数だけ比較して「自分、間に合うのかな」は、完全に危ないグループです。
そういうことをやって、考えても前に進まないことに時間を使っている間、「どうやったら自分は間に合うのかな」って考えている人たちもまたいます。
これは頭いい悪いじゃなくて、そっちのグループに行けばいいだけです。勝手に受かる波に乗りますから。
6. 残り期間をどう割り振るか、具体的な計画を立てる
この時期に必要なのは、選択と集中です。
時間がある人向けのアプローチ、例えば参考書を1から最後まで全部やるとか、そういうのは絶対に取っちゃダメなんですよ。
この時期の僕たちに必要なのは、とにかく選択と集中をする力だけです。
残された課題を、1日1日、1週間単位でどう割り振っていくか。どういうテーマで進めていくか。この具体的な計画を立てることに、思考を使ってください。
まとめ:「間に合うか」ではなく「どう間に合わせるか」
- 「間に合うのか」という不安の正体を自分自身に説明してみる
- 考えても状況が変わらないことに時間を使わず、行動で解決できることに集中する
- 過去問で自分の通用する箇所・しない箇所を洗い出し、弱点克服を計画に組み込む
- 目的地(志望校のレベル)と現在の自分との差分を具体的に把握する
- 「間に合うのか」ではなく「どうやったら間に合わせられるのか」に思考をシフトする
- 残された課題を1日1日、1週間単位でどう割り振るかの具体的計画を立てる
- 惰性やなんとなくの勉強ではなく、合格に近づく確信を持てる勉強をする
「間に合うのか」という問いは、ややひとまかせな考え方に聞こえます。本当に受かりたいんだったら、受かるためにどうしたらいいのかという問いに、自分で答えを作り上げてみてください。
そうするといつの間にか、「間に合うかな」なんていう次元の質問は消えてます。
かなりプレッシャーはあると思いますが、僕も皆さんのほんの1ミリでも心の支えになれるよう、なるべく高頻度で動画や記事を上げていこうと思います。心から応援しています。
動画でも詳しく話しています
今回の内容は、僕のYouTubeチャンネルでも詳しく話しています。文章だけでは伝わりにくいニュアンスや、僕の熱量も含めて受け取ってもらえたら嬉しいです。
それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら
ここまで読んで、「理屈は分かった。でも自分一人では過去問分析も計画立ても上手くできる自信がない」と感じた人もいるかもしれません。
そんな人のために、僕たちE
動画でも詳しく話しています
この記事のベースになった動画はこちらです。ニュアンスやリアルな語り口を知りたい方はぜひ視聴してみてください。
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