頑張ってるのに成績が伸びない根本原因と解決法
受験勉強で成績が伸びない原因は努力不足ではなく方向性の誤り。車の運転に例えると、目的地への正しい方向と適切な速度が必要。まず赤本で志望校の出題傾向を分析し、必要な知識と不要な知識を判別する。難関大学は闇雲な努力ではなく、自己分析と軌道修正ができる人材を求めている。病院の問診のように原因を特定し、仮説検証を繰り返しながら最適な学習法を見つけることが合格への近道。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、ちょうどさっき早稲田の授業が終わって空き教室から撮った動画を記事化します。授業で会った人の中にも、僕の動画がきっかけで社学を目指してくれた人がいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
今回のテーマは、「頑張ってるのに成績が伸びない」という悩みの根本原因と解決法です。
正直、ちょっと厳しく聞こえるかもしれないけど、この質問そのものが根本的にずれてるんじゃないかと僕は思ってます。
この記事を読んでほしい人
・毎日長時間勉強しているのに成績が伸びない人
・「頑張ってるのになんで…」と悩んでいる受験生
・勉強の方向性に自信が持てない人
・難関大を目指しているけど、何をすべきか迷っている人
1. 「頑張ってるのに伸びない」という質問が、そもそも間違っている理由
結論から言うと、合格に近づくための要素は2つしかありません。
- 向かう方向が正しいこと
- その方向に対して、一定のスピードで毎日距離を詰められること
この2軸しかないんですよね。
なのに、成績が伸びない人やパニック状態になっている人っていうのは、「自分が1日何時間運転したか」ってことばかり気にしちゃうんです。
受験勉強を車の運転に例えると、すごく分かりやすいんですけど——
志望大学を決めてそこに向かって勉強していく作業っていうのは、目的地を決めてそこに向かって運転していくのと同じです。例えば、早稲田合格を目標にしている人がいたとして、早稲田が自分から見たら北側にあるのに、南側を向いて時速300キロで12時間走り続けても、一生つかないじゃないですか。
でもみんなは運転しながら、「なんでこんな速いスピードで毎日12時間も頑張ってんのに、つかないんだ!」って言ってるんです。
この図を客観的に見ると、誰でも分かると思うんですよ。「いや、方向が違うからでしょ」って。
向かう方向が適切で、そこに一定の速度で進むからこそ、距離は縮まっていくんです。受験勉強において「頑張る」とかっていう言葉が危ないって僕がいつも言ってるのは、それがアクセルとか速度感っていうところにしかフォーカスできないからなんですよね。
2. 難関大が求めているのは「努力できる人」じゃない
ちょっと厳しいことを言うようですけど、僕の印象では——
少なくとも早慶やMARCH、もちろん国公立もそうだけど、そういう大学群っていうのは、頭を使わずに努力ができる人を求めているわけではないと思います。
大学側が求めているのは、こういう人材です:
- 目標に対して、自分が今どれだけずれてるかを自己分析できる
- 必要な軌道修正を自分でして、必要な努力をちゃんとできる
それは、大学の入試問題を見ても、ひしひしとそのメッセージが伝わってきます。
単純に知っているものを吐き出すような、学校の小テストみたいなレベルの問題じゃないんですよね。ある程度のデータベースを頭の中に蓄えているのを前提にしつつも、批判精神を持って自分なりに解釈してそれを吐き出す——それをゆっくり丁寧にやるんじゃなくて、必要なものと不要なものが入り混じった大量の情報の中から取捨選択して、情報処理をしながらも自分の中で頭を使って吐き出せる。
この作業を時間内に終わらせて、かつ7〜8割取れる人を求めてるんです。それがこのレベル感の大学の入試問題の特性だと思います。
だから、自分が向かっている方向とか舵取りという観点を全く持たずに、ただ闇雲に努力だけをする——それでゴールインってなるような大学じゃないんですよ。
3. 受験勉強を始めたその日に、まず赤本をやるべき理由
僕に質問してくれるときに、「1日12時間やってるんですけど伸びる気配がありません」とか「勉強してるのに前に進んでる感がないです、どうしたらいいでしょうか」っていう類の質問をくださる方っていうのは——
「やることやってるのに、なんか距離縮まんねえ」っていう考えじゃなくて、そもそも自分が最終的につかなければいけない目的地が東西南北どの方向にあるか、考えたことありますか?っていう逆質問につながっちゃうんです。
多分なんですけど、4月の受験生っていうのは、「この参考書を買い集めて、5月はこれやって、12月から赤本やって…」みたいな一般論とか常識とか、受験製造みたいなものを前提に、さしたる根拠も持たずに勉強してきてしまったからこそ——
志望校の赤本もしっかり研究したことないから、どういう問題に価値があって、逆にどういう問題をやらなくていいのかっていうのも分からずに、闇雲に授業とか参考書っていうのを消費してきてしまったんじゃないでしょうか。
僕は受験生の平均値よりははるかに短い期間で、自分が目指した大学に受かったっていうこの事実があります。その中で自分がどういう意識だったのかっていうのを言わせてもらうと——
受験勉強を始めたその日に、まず赤本をやりました。
なぜかというと、運転を始める前に、マップで目的地設定するじゃないですか。その作業が僕にとっては赤本を解くってことでした。
「勉強もしてないのに赤本なんて解いて大丈夫ですか?2〜3割しか取れないんじゃないですか?」っていう質問よくもらうんだけど、おっしゃる通りです。僕、人生初めて解いた赤本は早稲田社学部だったんだけど、3割以下でした(笑)
でも、その点数が問題なんじゃないんですよ。
赤本を解くことで分かること
自分が最終的に到達したい目的地っていうのの、その方向と距離が分かるんです。赤本を解くと——
- 「こんだけの知識的な乖離があるわ」
- 「記述問題、意外と出ないな。なるほど、マーク中心で」
- 「お、日本史は古墳時代とか全然出てねえな」
- 「え?明治から近代で半分ぐらい占めてんじゃん。じゃあそっからやれば効率良さそうだな」
とか、こういう分析作業ができるんですよね。
この分析作業がすなわち、自分が数ヶ月後に受験する大学の目的地のピンをセットする作業なんです。
4. 赤本分析で「必要な知識」と「不要な知識」を判別する
赤本を解いて分析をする。もちろん今まで皆さんも勉強してきたと思うから、取れる問題もあれば取れない問題もあると思うんですよね。
その時に——
- 取れた問題は、じゃあなんで取れてるのかな?
- 取れてない問題は、そこ勉強したことないからなのか?
- 参考書の上ではできるんだけど、早稲田のフォーマットになった途端、その考え方とか、その方向からその知識を覚えたことなかったからパニックになっちゃうのか?
とか、いろんな分析ができるじゃないですか。
で、一通り分析を終えた後に——
- 知らなければいけないものは、今後インプットを通じて入れていく
- すでに参考書の上では終わったっていう扱いになってるけれども、赤本の中で得点できなかったものは、そこにこういう付帯する知識をつけていって得点につなげるようにしよう
- アウトプットに問題があるところは、まずは要点をピックアップするところから始めよう
- 要点がずれなくなったら、その要点を文字数内に収めるアウトプットのテクニックを学んでいこう
っていう風にやると、どういう風に運転していくかが決まるじゃないですか。
あとはその決めた運転のスタイルに対して残り期間を照らし合わせて、「じゃあ1ヶ月後にはここぐらいの目的地にいないと、きついな。だからそうしていこうか」っていうだけの作業だと思うんです、受験って。
だから僕は正直、皆さんより勉強してないです。1日少なくとも12時間以上やったことなんてないです。
僕は性格的に、どこに向かっているのかがはっきりわからないのに、1日12時間勉強できるほど勇気がありません。
自分が向かっているところが確実に合格に近づくっていう確証があるものにしか、モチベが湧かないんです。そこの自分の中にある強い批判精神ってものを乗り越えた、最終的なタスク——それしかやりたくない。
毎日赤本を解いていた理由
俺はいいよ、これから勉強する覚悟はあるし、モチベーションはあるんだけど、ガッとアクセル踏むからには、間違えた方向に距離開いちゃうじゃないですか。それがすごいもったいないなと思ったので——
どうせ勉強するんだったら、確実に今自分が向かおうとしているこの方向が、自分が目指している早稲田大学っていうところに近づく、その保証が欲しかったんです。
だから僕は毎日、赤本を解いてました。
点数を見たいんじゃなくて、自分が1日のほとんどの時間を使ってやるインプットとか覚えるっていう作業をするときに、必要なものだけ覚えたいんですよ。覚えても覚えなくても変わらないものに、1秒も時間を使いたくない性格なんです。
じゃあ何を持って、何が必要で何が不要かを判断するんですか?っていう質問に対する答えが、赤本に聞くです。
参考書を見ても、この答えははっきりしないんです。自分が受ける大学に聞くんです。
だから俺は毎日やってたんですけど、復習がどうのこうのってあると思うんですけど——赤本を解く目的が明確だったら、その目的からそれた部分の復習はしないんです。
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