早稲田の英語長文で時間が足りなくなる人への対策法
早稲田英語で時間不足に陥る学習者向けの実践的解法。文章全体を均等に読むのではなく、examining等の重要構文に集中し、軽く読む部分と重点的に読む部分を明確に分ける。未知単語は文脈から推測し、その推測方法を体系化する。選択肢問題では事前に自分の解釈を構築してから選択肢と照合する方式を採用。赤本演習での失敗分析が最重要。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、早稲田の英語長文で「内容は理解できるのに時間が足りない」という人にぜひ見てほしい話をします。
共通テストや他の大学の英語は時間内に解けるのに、早稲田の英語になった途端に時間オーバーしてしまう。無制限なら8割取れるのに、時間を測った瞬間に最後まで解き終わらない。こういう相談、めちゃくちゃ多いんですよね。
この記事を読んでほしい人
・単語も文法も一通り入ってて、早稲田の長文を何回も解いてきた人
・基礎力はあるのに、時間内に解き終わらない人
・合格点まであと一歩なのに、時間配分で失敗してしまう人
・精読はできるけど速読になると崩れてしまう人
1. 早稲田の英語長文で時間が足りなくなる「本当の理由」
まず結論から言うと、時間が足りなくなる最大の原因は「全ての単語を同じ重さで読んでしまっている」こと。これに尽きます。
例えば2016年の商学部の英語。会話文があって、長文1個目、2個目、3個目、そして追い打ちをかけるように4個目。この膨大な量の文章を制限時間内に読まなきゃいけないわけです。
共通テストのノリで「よし解いていこう」「難しいから丁寧に読もう」ってやってたら、絶対に最後のチャイムまでに終わらない。正解率は上がるかもしれないけど、試験終了になっちゃうんですよ。
商学部とか社学とか政経は、特にこの狭間で戦わなきゃいけない。だからこそ、読み方の「メリハリ」が死ぬほど重要になってきます。
2. 文章の「骨組み」だけを見抜く読み方
じゃあ具体的にどうするか。実際の問題を使って説明します。
2016年商学部大問3の冒頭を見てみましょう:
Examine what a society chooses to do with technology at its disposal. It's a good way of understanding what makes it tick.
この短い2文だけでも、読み方が全然違ってくるんですよ。
重要なのは「examining」と「is a good way of understanding」だけ
僕がこの文章を読んで頭に残したのは、たった2つです:
- 何かを調査すること(examining)
- 何かを理解するのに良い方法である(is a good way of understanding)
つまり、「examiningとis a good way of understanding」さえ見れていれば、この文章はほとんど理解できるんです。
examining の後ろに「何を調査するか」の内容が続いてる。それが what a society chooses to do with technology at its disposal という部分。ここは詳細だから、単語を拾い読みでパパッと通過していい。
is a good way of understanding の後ろには「何を理解するのか」の内容。ここもある程度のスピードでササッと読む。
結局、こんだけ長い文章の中でもちゃんと読んで頭に入れなきゃいけないのは4ポイントぐらいしかないんですよ。それを補強する形で、その後に諸々の説明が続くっていう構造。これを意識して読んでいってほしい。
挿入句は「軽く受け止める」
例えば "How much, in 2014, footage of animals..." みたいな文。
こういう挿入句が増えれば増えるほど、いつもの自分の型で読めなくなっちゃって、何が言いたいのか分からなくなる人が多い。でもこれ、挿入句って分かった瞬間にその意味をあえて軽く受け止めるんです。
一番大事なのは "How much footage of animals" の部分。つまり、「動物の映像をどれだけ見るようになったか」がトピックなんだから、そのメインの部分だけをキーとして押さえる。
左から右まで全部の単語が同じ重たさで頭に入っちゃってる人は、時間オーバーします。マジで。
3. 単語は「文脈から推測する力」を理論化する
次に、単語の話。
例えば "at its disposal" っていう表現。これ、「その裁量の中で」とか「自由を与えられた時に」っていう意味なんだけど、知らない人もいると思います。
でもここで諦めたらダメなんですよ。知らないから読めないって諦める人は、多分いつまで経っても早稲田の英語は読めない。
推測の仕方自体を「体系化」する
赤本を解く時に一番意識してほしいのは、分からなかった情報を頑張って他のところから推測して、自分なりの「こうなんじゃないかな」っていう仮の結論をいっぱい出す練習をすること。
これをやっていって、その後に解答を見て日本語訳を見た時に「あ、ずれてた」とか「ほとんど合ってた」っていうのを繰り返していく中で、入試当日にその知識がなかったとしても、ある程度正確な逆算とか推測ができるようになってくる。
これは練習しないと身につかない。直感とかじゃないんですよ。直感も、結局やっていく中で理論化されたり体系化されていくから、最終的には直感じゃなくなるの。根拠を持って逆算できるようになるから。
例えば「文章の直前直後2行以内にこういう構文のヒントは隠されてる」みたいな感じで、自分の経験から推測の仕方自体を理論化できて、頭の中に取得できるようになります。
単語は「ニュアンス」で頭に入れる
もう一つ、"draw" っていう単語。「描く」って意味だけ覚えてたら、"be able to draw some very concrete conclusion" っていう文を見た時に「うっ」てなるかもしれない。
でもここの文意とか文脈を考えた時に、「導き出す」って訳の方が適切だなって分かるんですよ。
こういう風に単語帳に載ってない意味で解釈していくために、普段の単語帳の演習から赤字の日本語を覚えるのは大事だけど、その単語が言いたいことっていうか、変形する可能性があるから、やっぱニュアンスで頭に入れていった方がいい。
基本的にそういう風にして僕は入れていったから、メタモンみたいに(笑)、他の文章に対してすごく文のコアの部分はずらさないで、表現とか外側の部分をうまくフィットさせるように解釈しながら、自動的に解釈できるようになりました。
4. 選択肢問題は「想定してから照合する」
次に、問題のさばき方。
商学部は20何年分解いてきたから何が来るか大体分かってるんだけど、少なくとも長文が来たら、まず先に問題を見るんです。
「あ、下線部の意味に最も近いものを選ぶ、いつものやつだ」って確認して、次に「あ、T/F問題で省略されてる語句だ」って。この時点で、長文を読む前に何が問われるか分かってる状態にする。
選択肢ありきで選択肢をさばかない
ここで重要なのが、選択肢を見て選ぶんじゃなくて、事前に自分の中で想定を持ってから選択肢と照合するってこと。
例えば下線部で "at its disposal" が出てきたとします。ここで「この意味に近いのなんだろう?」って選択肢を見てさばこうとしたら、間違えるんですよ。全部それっぽいから。
そうじゃなくて、自分の中で「これって多分こういう意味なんだろうな」っていうのを先に頭の中に持っていって、それに一番近いのをこの中から選んでやるっていう順番にしないと、時間が間に合わなくなります。
言葉にできなくていいんです。ニュアンスでいい。ポジティブかネガティブか、自由か不自由か。今回で言ったら「インターネットっていうものを与えられた社会、社会の裁量の中で」みたいなニュアンス。
これを持った上で選択肢を見たら、明らかに3つ違うなってすぐ分かる。
5. 音読も「本番のスピード感」で行う
「音読に時間がかかっちゃうんです」「1年分の音読を4長文分、それぞれを4回ずつとか読んだら、もう本当にそれだけで他の演習できなくなっちゃうんです」っていう相談もよくあります。
でも僕、音読の時も本当にこんぐらいのスピードでやってました:
「Examine what a society chooses to do with technology...」って感じで、声も小さくなるし、この辺は軽く流す。ただし時制とか三単現のSがついてるかはちょっと見る。ルックを適当に流したら時制が分かんなくなるから。
こういう感じで読んでたら、少なくとも早稲田の英語は入試当日も結構時間が余ったから、ギチギチになることはなかったです。
6. 赤本演習で「時間オーバーの原因」を分析する
最後に、一番伸びる勉強法。
それは赤本演習で時間オーバーした経験を徹底的に分析することです。
上手くいった回と上手くいかなかった回、何が違うんだろう?って振り返った時に、「こういう想定があった・なかった」とか「ここを重点的に読んだ・読まなかった」っていうのを、自分自身の行動を通じて知ってるから、次に活かせる。
マジで、マジで、やりまくった方がいい。過去問が一番伸びます。誰かの合格体験記でも言ってたけど、赤本が一番伸びるんですよ。
失敗から学ぶ姿勢が合否を分ける
細かい読み方のコツとか選択肢のさばき方は、結局赤本演習を通じてしか身につかない。知識として「ああ、そういうものか」って分かるだけじゃダメで、自分で体験して「あ、ここで時間使いすぎたな」「ここはもっと軽く読めばよかったな」っていう反省を積み重ねていくことで、初めて本番で使えるスキルになります。
だから、時間オーバーしたこと自体を悲観するんじゃなくて、「どこで時間を使いすぎたか」「どの部分を重点的に読むべきだったか」を分析する習慣をつけてください。
まとめ:早稲田英語で時間内に解き終わるための6つのポイント
- 文章の骨組みとキーポイントを見つけて集中的に読む(examiningやis a good way of understandingなど、重要な構文部分のみを重点的に理解する)
- 挿入句は軽く流し、メインの構造を崩さない読み方をする(全
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