2020年早稲田文化構想学部会話問題解説
会話問題攻略のコツとして、選択肢を先に見ずに会話の流れとニュアンスから予測することの重要性を解説。文脈の強弱関係や単語の「温度感」を意識し、文法的制約も活用して選択肢を絞り込む方法を実演。イディオムの知識も必要だが、論理的な文脈理解が最も重要であることを強調している。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、2020年早稲田大学文化構想学部の会話問題を実際に解きながら、会話問題で点を取るための考え方を解説していきます。
「会話問題の対策ってどうしたらいいか分かりません」っていう質問、めちゃくちゃ多いんですよね。文化構想でも商学部でも出るし、MARCH含めて私立大学の入試では定番の問題形式なので、みんな関心持ってるんだと思います。
この記事を読んでほしい人
・会話問題でいつも時間がかかってしまう人
・選択肢を見ても「どれも合ってる気がする…」と悩んでしまう人
・早稲田やMARCHなど私立大学の英語対策をしている人
・イディオムや慣用表現の重要性を理解したい人
1. 会話問題の鉄則:選択肢を先に見るな
まず最初に言っておきたいのが、会話問題では選択肢を先に見ないってことです。
これ、めちゃくちゃ大事。
多くの受験生は、空欄を見つけた瞬間に選択肢に目を走らせるんですけど、それだと「どれも入りそう…」ってなって時間を無駄にします。
そうじゃなくて、まず会話の流れとニュアンスから、どんな単語が入るかを予測するんです。
たとえば今回の問題で言うと、こんな会話があります:
- 「引っ越しの荷物、いつまでに片付けないといけないの?」
- 「By midnight(真夜中までに)、(32)___」
- 「But actually we have until 5 o'clock tomorrow morning(でも実際は明日の朝5時まで余裕あるよ)」
この流れを見たら、32番には「厳密には」とか「正確には」みたいなニュアンスの単語が入るって予測できますよね。
で、その予測を持った状態で選択肢を見ると、K. technically(厳密には)が一発で見つかる。
こういう「頭の中で先に答えを作ってから選択肢を見る」っていうプロセスが超大事なんです。
2. 文脈の「強弱関係」を見逃すな
会話問題で差がつくポイントの一つが、文脈の強弱関係を読み取る力です。
さっきの例でもそうなんですけど、「But」が来てるってことは、前の文と対比する内容が後ろに来るわけじゃないですか。
つまり:
- 前:「midnight(真夜中)まで」→ちょっと厳しめの締め切り
- But(でも)
- 後:「actually 5 o'clock(実際は朝5時)まで」→余裕がある
この強弱のコントラストを意識すると、32番には「厳密には」みたいな、ちょっと厳しめの温度感の単語が入るって分かるんですよ。
こういう「But の前後で何が対比されてるか」とか、「この発言は前の発言を強めてる?弱めてる?」っていう感覚を常に持つことが大切です。
単語の「温度感」を意識する
僕がよく言ってるのが、単語には「匂い」とか「温度感」があるってことです。
たとえば、「relieved(ホッとした)」っていう単語は、明らかに安心したときのポジティブな温度感がありますよね。
33番の空欄では、「5時まで余裕あるって分かって(33)___」っていう流れなので、ここには「安心した」「ホッとした」っていうニュアンスが来るはずです。
選択肢を見ると:
- B. relieved(ホッとした)← これ!
- F. released(解放された)← ちょっと大げさすぎる
「relieved」は日常会話でも使う自然な表現なので、これが正解。「released」だと「囚われの身から解放された」みたいなニュアンスになっちゃって、荷物の話にしては強すぎるんですよ。
こういう単語の温度感のマッチングを意識すると、会話問題の正答率がグッと上がります。
3. 文法的制約も判断材料にする
もう一つ見落としがちなのが、文法的な制約です。
たとえば32番だと、「By midnight, (32)___」ってカンマで区切られてますよね。
カンマで前後が区切られてて、しかも一単語しか入らない空欄ってことは、副詞的な役割の単語が入るはずです。
この時点で選択肢はかなり絞られます。名詞や動詞はほぼありえないので、副詞系(technically, actuallyなど)に絞って見ればいい。
こういう文法的な縛りも、「ありえる選択肢」を絞り込む強力な武器になります。
4. イディオム・慣用表現は知識勝負
ここまで「文脈から予測する」って話をしてきましたが、正直言うとイディオムや慣用表現は知ってるか知らないかです(笑)。
今回の問題で言うと、こんな表現が出てきます:
- run errands(用事を済ませる、お使いをする)
- catch one's breath(一息つく)
- How dare you(よくもそんなことが)
- It won't hurt to do(〜しても害はない)
たとえば34番は「My friend's running some (34)___」って文章で、ここには「D. errands」が入ります。
「run errands」で「お使いをする」っていう熟語なんですけど、これ知らないとまず選べないです。「run exercise(運動する)」とか選んじゃいそうになるけど、そんな表現ないですからね(笑)。
「How dare」の使い方
36番もいい例で、猫が行方不明になって、最後にクローゼットを開けたら「How (36)___ she get in?」っていう発言があります。
ここには「H. dare」が入って、「How dare she get in?(どうやってそんなところに入ったの?/そんなはずないでしょ)」っていう驚きのニュアンスになります。
「dare」は「勇気」とか「度胸」って意味もあるけど、会話では「そんなことが起きるはずない」っていう驚きや否定のニュアンスでよく使われます。
これも慣用的な表現なので、知らないとキツイ。でも逆に言えば、こういう表現を一つ一つ覚えていけば確実に点が取れるってことです。
5. 消去法は「絞り込んだ後」に使う
消去法って、みんな大好きじゃないですか(笑)。
でも消去法にも正しい使い方があって、それは「ありえる選択肢をまず絞り込んでから」使うってことです。
たとえば37番は、猫がクローゼットに閉じ込められてて、「How could she get in? It's closed tightly. But I guess it (37)___ to look inside.(どうやって入ったの?しっかり閉まってたのに。でも中を見ても(37)___だろうね)」って文章。
ここ、僕も正直ちょっと悩みました。
でも選択肢を見ると:
- C. exercise → 「運動しても害はない」?意味不明
- G. won't hurt → 「害はない」← これか
- J. stress → 「ストレス」← 弱すぎる
で、「It won't hurt to do」で「〜しても害はない」っていう慣用表現があるんですよね。つまり「中を見ても損はないだろう」ってニュアンス。
これは消去法的に選んだんですけど、ポイントはまず「ありえない選択肢」を先に切ったってことです。
いきなり全部を比較するんじゃなくて、「これは絶対ない」ってやつを切ってから、残った中で「一番自然なもの」を選ぶ。この順番が大事です。
6. 会話問題は「論理」より「ニュアンス」
最後に一番伝えたいのが、会話問題は長文読解みたいな論理ゲームじゃないってことです。
もちろん文法や構文の知識は必要だけど、それ以上に「この場面でこの人はどんな気持ちで話してるか」っていうニュアンスを読み取る力が大事。
たとえば38番、猫が見つかって「I never imagined she could be in a (38)___ years.(こんな(38)___年にそんなところにいるなんて思いもしなかった)」っていう発言。
ここには「A. million」が入って、「in a million years(百万年経っても=絶対に)」っていう誇張表現になります。
「What on earth(一体全体)」とか「in a million years」とか、英語って驚きを表現するときに地球とか年数とかでめちゃくちゃ誇張するじゃないですか。
こういう「会話特有のニュアンス」を掴めるかどうかが、会話問題の得点力に直結します。
まとめ:会話問題攻略の5ステップ
今回の解説をまとめると、会話問題はこういう手順で解くのがベストです:
- 選択肢を先に見ない。まず会話の流れとニュアンスから「どんな単語が入るか」を予測する
- 文脈の強弱関係(But、However、Actuallyなどの接続表現)を見逃さない
- 単語の「温度感」を意識して、会話の雰囲気に合う選択肢を選ぶ
- 文法的制約(カンマで区切られた一単語、など)も判断材料にして選択肢を絞る
- イディオムや慣用表現は知識勝負。出てきたものは必ず復習して覚える
- 消去法は「ありえる選択肢」を絞り込んでから使う
会話問題って、長文読解みたいに「論理で解く」っていうより、「会話のリズムやニュアンスを感じ取る」問題なんですよね。
だからこそ、普段から英語の会話表現に触れて、「こういう場面ではこういう言い方をする」っていう感覚を養うことが大事です。
今回の早稲田文化構想の問題は比較的易しめだったので、しっかり対策した人なら満点も全然狙えると思います。ぜひ参考にしてみてください!
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