受験直前期の目標設定と問題解決の考え方
受験直前期において重要な2つのポイントを解説。①過去問の点数目標を直接目標にせず、それを構成する要素を細分化して優先度をつけて取り組む。②問題や伸び悩みが発生した際は、解決策を急がずまず原因分析に時間をかけ、自分で仮説を立てて検証する習慣をつける。外部に答えを求めるのではなく、自分で考え抜くプロセスが合格に繋がる。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、受験直前期のこの時期にめちゃくちゃ大事な考え方を2つ紹介します。
12月になると、みんな過去問を解き始めて、周りの人との距離感も意識するし、自分の勉強が数値化されることが増えるタイミングだと思うんですよね。そういう時期だからこそ、ぜひ意識してほしいことがあります。
僕自身、指定校も落ちて自己推薦も落ちて、そこから一般入試の勉強で3ヶ月弱で早稲田に受かった時も、この考え方をかなり強く意識してました。残り少ない時期の追い込みでかなり大事になってくる話なので、参考にしてみてください。
この記事を読んでほしい人
・受験直前期で過去問演習を始めている人
・点数が思うように伸びず焦りを感じている人
・何をどう勉強すればいいか迷っている人
・すぐに外部に答えを求めてしまう人
・残り数ヶ月で確実に成績を伸ばしたい人
1. 過去問の点数目標を「直接の目標」にしてはいけない理由
まず一つ目。これ、すごく危険なんだけど、みんなやってるんですよ。
「来月までに早稲田の過去問で7割取る」「8割取るぞ」っていうのを目標にするの、実はかなりまずいんです。
目安にするのはいいんですよ。でも、「8割」「8割」ってそればっかり意識しすぎると、何していいか分かんなくなるんですよね。
これって、目標として意味をなしてないと思うんです。
最終目的地だけ見ても、足元の情報がない
例えばね、大阪から東京に行くときに、「東京に行きたい!」っていう最終目的地があったとして、じゃあ「東京に行こう!」って言って東京方面に走り出す人、いないじゃないですか(笑)。
その間には山もあって、海もあって、川もあって。東京方面に行ってるはずなのに、「なんか進まない」「道どこ?」ってなっちゃう。
日常で考えたら超当たり前の話なんですよ。
最終目的地を直接のゴールとして、それだけ見てても、自分の足元の情報がほとんどなくて、最終目的地に行くために必要な距離を詰めるっていう作業が非効率になって、結局最終目的地にたどり着くのが遅れるんです。
「結果として出力される数値」を目標にするな
「何割取る」っていう数値目標を設けるのはいいんだけど、その数値に至るためには、その題材—例えば過去問だったら—過去問を構成している要素で、それぞれ「何割、何割、何割、何割」ってのがあって、それをガッシャンコした時に、「その年度の赤本でトータル8割でした」っていう結果が出てくるわけじゃないですか。
結果として出力されるものを、直接自分の目的として代入するのが危険すぎるっていうことです。
例えば、1月時点で「早稲田の商学部の英語で8割取りたい」って言ったら、まず自分が今何割なのかを把握する。6割でした。じゃあ「2割上げよう」っていう勉強の設定も、実はおかしいんですよ。
2割伸びたっていうのは、結果としてついてくることだから。
2. 目標は徹底的に細分化して、優先度をつける
じゃあどうすればいいのか。
まず自分が何が原因で6割になっているのかを分析するんです。
自分が持っている課題の中には、もちろん優先度があるわけじゃないですか。優先度っていろんな基準で決めてよくて、配点が高いものでもいいし、自分が勉強したらすぐに血肉になるって自分がもう既に理解しているものでもいい。
逆に、本当に学んだこともなくて、聞いたこともなくて、しかも全然出ない単語とか知識っていうのは、相対的にやっぱり優先度下がると思うんですよね。そういうのを後回しにするっていう戦略。
そのトータルとして身になって、かつ吐き出せた時に、12月から1月の間で赤本が2割上がったっていう結果が出ますよって話なんだから。
「2割を上げるぞ」って言って、それだけ意識して「2割、2割、2割」って言って勉強しても、2割は上がらないんです。
赤本で8割取るとか、何割上げるっていう結果を生み出すために必要な要因を意識して、そこをつかみに行くんですよ。
片っ端からやるのではなく、取捨選択する
そして、洗い出された課題とかタスクを、片っ端から綺麗にこなしていくっていう、そんなね、いい子ちゃんのやり方じゃなくて。
「これ今いらねえよ」「これ今やりたいんだよ」っていうのを取捨選択して、優先度で切っていって、高いものからバンバンバンってやっていく。
時間オーバーの時点で残ったタスクは、優先度がそんな高くないもんだから、それをやらなくても「2割」っていう自分がもともと欲しかった目的は、十分にもうお釣りが来るぐらい達成できたりもするんだから。
シンプルに、これでいいと思います。
早稲田合格も同じロジック
で、もう気づいてる人もいると思うけど、僕がずっと「赤本、赤本」って言ってるのは、これをもうちょっと拡大して、時間軸伸ばすと、「早稲田大学合格」っていう最終目標が欲しかった時に、「受かるぞ、受かるぞ、受かるぞ」って言って勉強しても、ただ1日13時間勉強してたら、それ「早稲田受かるための勉強」になっちゃうことがあるんですよ。
早稲田に受かるってことは、っていうのを、もう事実ベースで、数値ベースで自分の中で説明がついて、それが自分が選択してる科目の中ではどういう風に割り振られて—もちろん割り振られた科目の中にさ、歴史だったら近代史があって、古代があって、国語だったら古文があって、現代文があって—どういう状態になることが自分の中での合格になるのかっていうのをイメージできてないで、合格なんてできるはずないんですよ。
自分が受かる時の解答用紙がどういう感じになるんだろう。それを実現するためにはどうしたらいいんだろう。っていう、すごく現実的なベースで考えることができないと、受からないし。
その勉強をするのに、1日10何時間勉強するとか、朝型がいいですか、夜型がいいですかとか、っていう正解はないんですよ。
必要だと思ったことを、自分のキャパの中でこなせるんだったら、いつやろうと、どこでやろうと、誰とやろうと、音楽聞こうと聞かないと、筋トレとか、そんな関係ないんですよ。
極論言うと、どういう勉強したかすらも問題じゃなくて、入試当日に、君が受ける大学で配られた解答用紙に、自分が何を書き出せるかだから。
めちゃくちゃ知識完璧に入ってても、上がり症の人だったらそのパフォーマンスって目減りするじゃん。そして結局落ちたら意味ないんですよ。
だから「間に合う、間に合わない」とかって話も不毛で、間に合うペースだったとしても、受験当日にそれを吐き出せませんでしたって言ったら、結果落ちるんだから。
自分の頭の中がどうこうとかじゃなくて、やっぱり入試当日まで何も分からないっていう前提の下で、「間に合うんだろうか、間に合わないんだろうか」っていう問題を全部切り捨てた方がいい。
とにかくやることは、早稲田に受かりたい、っていう最終目標を、どんどんどんどん細分化していって、各科目、その中の各セクション、分野とかに分けていって、自分なりの受験戦略を立てる。そこに参考書が必要だったら参考書を入れればいいし、不要だったら演習を通じてやればいい。
自分なりの「何をどう勉強すればいいか」っていうのが、ざっくりと決めた数値目標のブレイクダウンによって現れるっていうロジックだと思うんですよ。
3. 問題が起きたら、まず「原因分析」に時間をかけろ
で、実はこれに付随して2個目。この直前期に意識してほしいポイントの2つ目です。
結構似てる話なんだけど。
なんか問題が起きるとするじゃないですか。
- 「英語が早く読めません」
- 「世界史で正誤問題が解けません」
- 「現代文、突然読めなくなることあるんですけど、どうしたらいいですか」
- 「○○なんですけど、どうしたらいいですか」
こういう人たちには、ある共通の特徴があるなと思ってて。
体のどっかが痛くなりましたって言った時に、「僕、どうしたらいいですか?」ってのと同じなんですよ。全く同じ。
勉強の中で何か痛みが出た時に、どうして痛いのかを見ずに、すぐ解決しようとしちゃうんです。
「どうしたらいいですか」の前に、原因を探れ
なんか問題が起きた時に「どうしたらいいだろう」っていうの、当たり前じゃんと思うかもしれないんだけど、よくよく考えたら、これちょっとおかしくて。
何か問題が起きた時に、それが何なのかをまず見る。どうして痛くなってんのかっていう原因を探った時に、いろんな情報が出てくるじゃないですか。
- ○○不足だった → じゃあ補えばいい
- たまたまだった → 気にしなくていい
- 知らなかった → そしたら知ればいい、っていうソリューションが出てくる
それでも分からなかったら、聞けばいいし。
自分が何かつまずいた時に、「これって何に起因するんだろう」っていうのを考えずに、「つまずきました、どうしたらいいですか」。
この癖がつくと、すごくまずくて。他のことも全部それで解決しようとしちゃう。って、考えなくなっちゃうんですよ。
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