受験勉強は時間ではなく距離で考える
受験勉強は時間ではなく距離の概念で捉えるべき。現在地と志望校の間には合格に必要な距離があり、それを期日までにゼロにすることが受験の本質。1日何時間勉強するかより、どれだけ距離を進めたかが重要。毎日赤本で現在地を確認し、必要なタスクを明確化。効率的な手段で短時間でも大きく距離を縮められる。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、僕がずっと撮りたかった動画をようやく形にできたので、記事として整理してお届けします。ライブ配信でよく話してる内容なので「知ってる知ってる」って人もいるかもしれないんですけど、今回はいつもより一歩踏み込んで解説していきます。
テーマは、「受験勉強は時間ではなく距離で考える」です。
この記事を読んでほしい人
・長時間勉強しているのに成績が伸びない人
・「1日何時間勉強すれば受かりますか?」と悩んでいる受験生
・短期間で志望校合格を目指したい人
・時間に囚われて勉強効率が悪くなっている人
1. 受験に関する「一般論」は、ぶっちゃけ存在しない
受験勉強に関する考え方っていろいろあるじゃないですか。でも個人的には、総計受験をする人はこうあるべきだとか、何学期にこれをやるべきだっていう一般論って、正直存在しないと思ってます。
僕自身、皆さんご存知の通りコツコツ受験勉強してきたタイプじゃないんですよ。高校2年生の夏にヒッチハイクで北海道から東京まで来て、たまたま早稲田のオープンキャンパスに参加して「ここに行きたい」と思った。地元に戻って指定校推薦を狙ったけど落ちて、早稲田社学の自己推薦も落ちて、最終的に12月から一般受験の勉強を始めました。
そういうイレギュラーな状況において、世の中にはびこってる一般論ってほぼ一つも当てはまらなかったんですよ。「9月の受験生はこれやるべき」とか言われても、9月勉強してないし(笑)。12月時点で偏差値50ちょいだった僕向けの論なんて何もなかったんです。
でも俺は受かりたいわけじゃないですか。じゃあどうしようかなと思った時に、僕がよく動画でも使ってる「本質は何なんだろうか」っていう考え方に行き着きました。
2. 受験の本質は「距離」でしかない
推薦落ちて一般で受験勉強しようと決めた時、「どうやったらこの俺は今の現在地から早稲田大学に到達できるんだろう」ってずっと考えてました。
受かるかな落ちるかなっていう不安とか可能性の話じゃなくて、どうやったら到達できるのかっていう仕組みの話です。
そこで気づいたのが、受験っていうのは概念として距離に近いなということでした。
自分が今いる現在地と早稲田大学っていうのの間には、合格に必要な「時間」が存在するんじゃなくて「距離」しか存在しないと思ったんです。その距離さえ移動しちゃえば合格できる。そういうものだなって。
受験勉強っていうのは、自分が今いる位置と志望大学との距離を詰める作業でしかない。
そこに「1日何時間勉強しよう」とかっていうのは関係ないんですよ。距離を進んだ後に、結果として「この距離を進むのにかかった時間は何時間でした」っていうのが最後に出力される数字であって、1日何時間やるから何キロ進めるっていうのが決まるものじゃないんです。
ここがまず大きな勘違いポイントだと思います。
3. 東京から大阪に行くのに何時間かかりますか?
具体例を出して説明しますね。
皆さんが今いる位置を東京だと仮定してください。そして志望大学に受かるっていうのを大阪に到達するということと置き換えてください。
質問です。東京から大阪の距離って変わらないじゃないですか。約500キロ。
じゃあ、東京から大阪に行くまでの所要時間って何時間ですか?
みんなすぐに思い浮かぶと思うんですけど、「それは交通手段によるだろう」ってなりますよね。新幹線なら2時間半、車なら6時間、徒歩ならもっとかかる。
これが僕の答えなんです。
受験勉強においても同じで、例えば早稲田だったとしたら「僕今偏差値これです、来年の2月に早稲田の受験があります、1日何時間勉強したらいいですかね、12時間で足りますか?」っていう質問をよくもらうんだけど、やっぱおかしいなって思うんですよね。
それはまさに今の問いと同じで、あなたが1日にどのぐらいのスピードで、どのぐらいの移動距離を実現できるスペックなのかによるんですよ。
4. 人に共通して「10時間勉強すべき」は絶対に成立しない
人それぞれ個別に状況が違うからこそ、「総計受験者たるものは1日何時間勉強するべき」みたいな一般論って絶対成立しないと思うんです。
ちょっと過激に聞こえるかもしれないけど、あれは予備校がビジネスのために皆さんをちょっと先導してるというか、デマゴーグだと思いますね。「受験生、夏12時間勉強しよう」とか「受かった僕は何時間やってました」とか。
それって前回の動画とも被るけど、すごく見栄えはいいけどさ、例えばその人が10時間で100キロ進んだとして、俺がもし5時間で100キロ進んでたらどっちの方がいいって話なんですよ。
大事なのって勉強した時間じゃなくて、何キロその日で進めたかなんです。
志望大学に受かるために検討が必要な要素は「距離」のみ。この距離を詰め切れば勝ち。時間をかければ勝ちじゃない。
必要な距離っていうのがもともと定められていて、それを決められた期日までにゼロにするっていうのが受験なんですよ。その中になぜか全く関係のない「時間」っていう概念を持ち込むからおかしくなるんです。
極論、1日で500キロ進めたら1日で受かる
すごい極論だけどね、東京から大阪までだいたい500キロあるじゃないですか。この500キロの距離を1日で詰められるのであれば、それで受かるんですよ。
1日で全科目全部、合格最低点を超えるレベルまで持っていけたら受かるじゃん。これって成立し得るよね。実際難しいからそういう話聞かないんだけど、理論としてはそうです。
必要な勉強量とか詰めなきゃいけないものっていうのが定められてて、それを覚えて当日吐き出せさえすれば受かるものなんです。それまでにあなたは例えば「500時間以上勉強しないと不合格です」なんて基準はないじゃん。
なのになぜか「1日何時間勉強しないといけないですか」とか「僕10時間以上勉強できないんですよね」っていうのに一喜一憂する受験生がブワーっているの、すごく見てて僕は気持ち悪いですね。
どうしてそんな関係のない指標に対して一喜一憂して、しかもそれでモチベが切れて勉強すらできない日があるっていう……何も本質を見れてないと思います。
5. 見るべきは「その日何キロ進めたか」
分かりやすく言うと、皆さんがいる位置から志望校までの距離を500kmとしたら、1日10kmを進めるのを50日間継続できたらゴールじゃないですか。
1日50kmを進むのが合格に確実に近づく指標だとしたら、この50kmを進むのにかける時間って短ければ短い方がいいと思いませんか?
普通に考えて、50キロ進むのに10時間かかるスペックの人と、50キロ進むのに1時間2時間で終わるスペックの人、どっちを取りますか、皆さんだったら。
やることは両者とも50キロ進めてるんだから、そこの時点で勉強やめていいんですよ。
なのになぜか「10時間くらいやってるし、この時期の受験生はやってるし」って訳の分からない一般論をこの辺から引っ張り出して、自分はもうやることやれて集中してその日必要なことやりきったのに、机に座ってる時間を引き延ばしてるんです。
勉強ごっこっていうクッションを突っ込んで10時間の勉強に仕立て上げて、やった気になって寝る。これが負のサイクルだと思います。
見るべきは自分と志望校との距離。これをしっかりと洗い出して、そこに必要な移動距離を毎日稼げていれば、それ以上のことはやらなくていい。そこに勉強時間が何時間だったかは全く問題じゃない。
6. 毎日赤本で「現在地」を確認する
現実問題、その日やらなきゃいけないタスクを優先度ごとにこなしていったら、ある程度最低でも5、6時間の勉強になると思うんですよ。直接やること多いから普通に必要な勉強、必要な移動距離を稼ごうとするとこのぐらいになるんだけども、これは6時間勉強したことに価値があるんじゃなくて、あなたがその日50キロ着実に進んだことに意味があるんです。
それを6時間っていう時間と引き換えに50キロを稼いだ。この考えなんです。
これをあと10回繰り返したらあなたは合格です。10時間12時間の中身すっからかんで1日10キロぐらいしか進めてない勉強を、グーっと毎日根性でやるから受かるんじゃない。
これが典型的に落ちる人が描いている受験に対する幻想なんですよ。ハードワーカーが救われるゲームじゃないんです。
必要なものが何かをしっかり考えて、自分のキャパの中で必要な距離だけ着実に進み続けて、決められた期日——つまり入試当日までにその距離をゼロにして、当日自分のパフォーマンスを吐き出した人が合格通知をもらえるっていうゲームなんです。
僕がやっていたこと:毎日赤本を解く
これが僕が3ヶ月で受かったトリックの一つなんですよ。1日13時間とか勉強してもう勉強して受かったんじゃないです。僕は10時間以内の勉強の方が多かったです。
なんで受かったのかっていうと、毎日赤本解いてました。
赤本解くっていうことは、自分の現在地と志望校との距離がパッと出る行為なんですよ。僕の中で「残り461キ それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら Essenceでは、志望校と現在地の差分を科目・分野ごとに数値化して、残された時間から逆算してあなた専用の逆算ロードマップを設計するオンライン受験コーチングを提供しています。第一志望合格率は76%。 15分の無料相談を予約する(勧誘は一切いたしません)
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