時間がかかりすぎてしまう人への解決策
複数の重要タスクがある中で一つの作業に時間をかけすぎる問題の解決策として、各タスクに時間制限を設ける方法を提案。30分などの短い枠で区切り、その時間内でベストを尽くして次のタスクに移る。全ての重要タスクが終わった後に、やり残した部分を継続すればよい。「やるべきこと」を「やりたいこと」より優先し、時間制限により効率化の工夫も生まれる。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今回は、新年一発目の動画でお話しした内容を記事にしていきます。共通テスト直前期ということもあって、めちゃくちゃタイムリーな話題だと思います。
テーマは、「時間がかかりすぎてしまう人への解決策」です。
この記事を読んでほしい人
・復習に時間をかけすぎて他の科目に手が回らない人
・完璧主義で一つのタスクが長引いてしまう人
・やるべきことが多いのに優先順位がつけられない受験生
・「気づいたらもう夜で何もできなかった…」が口癖の人
1. 問題は「時間がかかること」じゃなくて「他を圧迫すること」
まず最初に整理したいんですけど、一つのタスクに時間がかかること自体は、実は問題じゃないんですよ。
本当の問題は、それによって他の重要タスクができなくなることです。
例えば、赤本の復習をしていて「あ、ここ覚えてなかった」「この分野足りてないな」ってなった時に、その場でガッツリ勉強し始めちゃう。気づいたら2時間経ってて、他にやらなきゃいけなかった科目に全く手がつけられなかった…みたいなパターン、ありますよね。
今回問題になっているのって、他にやらなければいけないものが残っているのに、序盤のタスクがビローンと伸びちゃって、他のやらなければいけなかったものができない、ここなんです。
一つが長引くこと自体が問題なんじゃなくて、それによって引き起こされる次の問題──つまり他の重要タスクの圧迫──これが本当の問題です。
2. 解決策は「ケツを決める」こと
じゃあどうやって解決するのか。
結論から言うと、重要タスクには時間制限(ケツ)を設けるんです。
僕は過去の動画で「スケジュールを過度に時間で区切るのは良くない」って言ってきました。実際、僕が受験生の時も「午前中は赤本やって復習もできたらいいな」「お昼からインプット系」くらいのざっくりしたスケジュールでやってたんです。
でも、いろんな人との相談を通じて気づいたことがあって。
特に復習とかに時間がかかりすぎて他の科目に手が回らない人、完璧主義で満足いくまでやっちゃう人っていうのは、ケツをしっかり決めないとダメだなと。
30分で区切る意味
例えば、赤本の復習を「30分」って決めるわけです。
「え、30分じゃ終わらないんですけど…」って思うかもしれないけど、それでいいんですよ。
重要なのはわかるけども、それと同じくらい重要なものが他に待機してるんだから、あなたは30分枠ですよ。30分でできる限りベストを尽くして、吸収できるものは吸収してください。30分経ったら次のものやる。
タスクそのものは全部終わってないけれども、重要タスク群が終わったならば、「はい、じゃあさっきもっとやりたかったこのはみ出ちゃった分、またやっていいですよ。好きなだけ」って感じです。
完璧主義なら完璧主義を貫き通して好きなだけやってください。ただし、他の重要タスクが全部終わった後に。
3. 「やるべきこと」は「やりたいこと」より優先度が高い
ここで大事な考え方があります。
「やるべきこと」っていうのがあるんだったら、「やりたいなー」って思うことよりも優先してやるべきです。
日本語を比較してもわかるじゃないですか。「やるべき」と「やりたい」、どっちの方が何かしらの目標に向かう人たちがやるべきだと思いますか?
僕は「やるべきもの」だと思います。
なぜかっていうと、「やるべきもの」っていうのは、やるべき理由が含まれているから「やるべき」って日本語がついているんです。
一方で「やりたいもの」が必ずしも「やるべきこと」だけで構成されているとは限らない。つまり、やる必要がないんだけどもやってて楽しいとか、自己肯定感が上がるからやりたいと思っているかもしれないんですよ。
でも「やるべきこと」っていうのは、時に耳が痛い話だったりとか、やってて辛いんだけど、その人の合格にとっては必要なことっていうのが担保されている。それで初めて「やるべきこと」っていうタイトルがついてるんです。
「もうちょっとモヤモヤするから復習したいな」っていうのは、自分のただの欲求であって、自分が本来すべきことっていうのは、30分で打ち切って他のやるべきものを終わらせる。これが「やるべきこと」なんです。
全体としての「やるべき」が終わったなら、初めて「やりたい」っていうところに落とし込んでいいんです。
4. 時間制限があるから工夫が生まれる
今回のミソっていうのは、こういう風に普段時間がかかってしまうものに制限を設けることで、「どうやったら効率化できるかな」っていうのを発想する機会が生まれるんですよ。
例えば、復習をする時。
今まではその場で「ここ足りなかった、ここ覚えなきゃ」って言ってその場で勉強しちゃってたから時間が伸びてたわけじゃないですか。
でも30分しかないとなったら、「自分はどの分野をどういう風に落としたのか」っていう方向性だけ自分の中で言語化して、そこのインプットとか実際詰め切る作業っていうのは、その科目のその単元の時にやろうって発想になるんです。
今この赤本の復習っていう30分間の短い時間の中で勉強する時間はないから、方向性とか何が悪かったのかのリストアップだけしちゃって、リストアップしたものは自分の午後の時間とかにある他のタスクに割り振って回収していこうっていう工夫が生まれるじゃないですか。
この30分間で課題発見、課題の詰め、それが入ったかどうかの確認とか、やんなくていいことやるから伸びてるのであって。赤本の復習をする時間が30分しかないんだったら、「これを今やってる場合じゃないな。もっとこうやった方がいい」っていう風に、初めて自分の行動を客観的に見ることができるんじゃないかなと思います。
復習では「課題発見とリストアップ」に留める
具体的に言うと:
- 赤本の復習30分間では、「何ができなかったか」「どの分野が弱いか」をリストアップする
- 実際にその分野を詰める作業は、該当科目のインプット時間に回す
- 復習時間内で「課題発見→詰め→確認」まで全部やろうとしない
これだけでかなり効率化できます。
5. 「やり残し」は1日の最後にやればいい
「30分で区切るって言った時に、本当に30分だけしかやんなくて、それ以外のことやんないんですか?」って質問が来そうなんですけど。
違うんですよ。やればいいんです。ただ、今じゃないって話なんです。
今その午前の時間帯でできる枠はこれだと。この後に赤本の次の演習タスクがあるし、それを元にした重ためのインプットのタスクがあるでしょ、夜寝る前の定常暗記タスクもあるでしょ。
でもこれらが終わったんだったら、正直最初にやったあのモヤモヤする復習を継続したとしても他に影響がないから、好きな時やっていいよって話なんです。
何かの施設利用する時に、混んでる時間帯っていうのは「はい30分で次、次、次」ってやるけど、「はい、後ろに待ってる組いないので、次の組来るまでは好きに遊んでくださいね」みたいな感じですよ。これが優先度の考え方だと思います。
1日を振り返ってみると…
こうやって考えると、1日振り返ってみたら:
- 重要タスク全部できてる
- 自分がモヤモヤしててもっと時間かけてやりたかったものも、結局1日終わってみたらできた
ってなりそうじゃないですか。
皆さん、なんか気になった時にその場で全部ブワーってやろうとするのが問題なのであって。やりたい気持ちを抑えて一旦区切る、他のものをやる、で1日の終わりにまだやりたいんだったらやればいいんですよっていう話です。
6. 小学生の時と同じ話をしている
これって実は、小学校の時に親から言われたことと全く同じなんですよ。
友達と遊びたいって言った時に、「先に宿題を終わらせなきゃいけない」。これ「やるべきこと」じゃないですか。先に宿題を終わらせたなら遊んでいいよって、よくあったじゃないですか。
そこで先に友達と遊んじゃうと、期日までに宿題が間に合わないっていうリスクあるけど、先に宿題を終わらせたならば、どれだけ遊んでも宿題が間に合わなくなるリスクはないんです。終わってるから。
全く同じ考えです。小学校の時に親から言われたことと、今全く同じ問題を、今我々は「受験」って文脈で再現してるだけです。
「もう、これやりたいのに!」
「ダメよ。先にやることやんなさい」
「やることやったならやっていいから」
です。
まとめ:時間制限で1日が回り出す
この考えでかなり1日の中のやるべきことっていうのが回りだすと思います。
- 一つのタスクが長引くこと自体は問題じゃない。他の重要タスクを圧迫することが問題
- 重要タスクには時間制限(ケツ)を設ける。30分など気持ち短めでOK
- 30分経ったら次のタスクに移る。その時点で完璧じゃなくてもいい
- 全ての重要タスクが終わった後に、やり残したことを好きなだけやればいい
- 「やるべきこと」は「やりたいこと」よりも常に優先度が高い
- 時間制限を設けることで、効率化の工夫が生まれる
- 復習では
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