サービスご利用の流れプランEssence LabFAQお問い合わせ無料相談
勉強法2026年4月14日

受験勉強は演繹する力が全て

受験勉強で最も重要なのは演繹的思考力。自分の学習スペック(単語一つ覚えるのに必要な時間・回転数など)を把握し、それを各科目に当てはめることで具体的な学習計画が立てられる。他人の勉強法を盲目的に真似するのではなく、自分が「何の車」なのかを理解して適切な走り方をすることが合格への近道。外側の情報収集より内側の自己分析が先決。

こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。

今日は、久しぶりに東京の自宅に帰ってきて、ずっと言語化したかったテーマについてお話しします。

先に断っておくと、今日の内容はややムズです。抽象的な話になるんですけど、受験勉強で何を意識してたかって言われたら、これ一つにつきます。

逆に言うと、これ以外は意識することがそんなになかったです。受験勉強うまくいってる人とうまくいかない人って、ここを抑えられてるかどうかでほとんど決まってると言っても過言ではないと思います。

この記事を読んでほしい人
・受験勉強の計画の立て方が分からない人
・参考書をどう進めていいか迷っている人
・暗記学習の効率を上げたい人
・浪人生で勉強法を調べまくっている人
・自分に合った勉強法が見つからない人

受験勉強は「演繹する力」が全て

結論から言うと、受験勉強っていうのは演繹する力が全てだと思ってます。

演繹法と帰納法って勉強した人もいると思いますし、哲学とかやってる人は普通に知ってると思うんですけど、これどういうことかって改めて整理すると、演繹って普遍的な原則とかルールとか、そういう枠組みっていうのを個別具体的な事象にぶつけることで、「じゃあこれこうだよね」っていう具体的な結論を導き出す方法なんですよ。

具体例を出すならば、「全ての人間は死ぬ」っていう原則があるとするじゃないですか。で、「僕・引地」が個別具体的な事象です。で、「全ての人間は死ぬ」っていうのを僕にぶつけるとどうなるかっていうと、「僕は死ぬ」になるんです。これが演繹です。

で、受験勉強うまくいかない人とか、参考書をどう進めていったらいいか、計画の立て方わからないっていう人って、演繹ができてないんだと思います。

逆に言うと演繹ができれば、何をどうしたらいいかで迷うことが一切ないんですよ。

自分の「スペック」を理解する:暗記を例に

一個のわかりやすい例が暗記です。これ僕の実際の例なんですけど、英単語一つ覚えるために自分が必要な時間とか量っていうのは、僕はある程度わかってます。

例えば「Apple」っていう単語を知らなかった時に、英単語帳で初めてAppleを見る。1周目ですね。「Apple=リンゴ。そうなんだ」次に行く。

でその3時間後ぐらいにまたAppleに戻ってくるんですよ。「Apple…あ、なんだっけ、さっき見たやつだ。でも意味思い出せない。えーっと」で答え見て「リンゴだ」。これが2周目です。

で3周目。「Apple…あ、えっと、ねこれ…グレープじゃなくて…リンゴだったっけ。そう、リンゴだ」。

4周目ぐらいで「Apple。あ、これね、リンゴ」。でこれで覚えたってしちゃダメなのももう分かってるんですよ。覚えたんじゃなくて、かろうじてAppleがリンゴであることを思い出せただけなんで、ここで覚えたものとして終わらせるのも良くないなってのは自分のこれまでの経験で分かってます。

その上で、Appleと答えられるようになった次の日の朝にまた見るんですよ。で一夜明けてAppleを見て「リンゴだ」って言えたら、50%ぐらい覚えてます。そこで初めて一旦時間を置く。チェックマークつけて2、3日寝かせるんですよ。

全く違う勉強いっぱいやって、ふと抜き打ちで「はい、Apple」って見た時に、これ「リンゴ」って答えられたら、おそらく短期から中期ぐらいの記憶フォルダには入ってるだろうなと。ただ1ヶ月置いたら怪しい、みたいな感覚があるんですよ。

これは僕が偶然持ってたんじゃなくて、意識的にここをつかみ取ろうとしてました。

なんとなく英単語帳回して、なんとなく覚えるんじゃなくて、一単語を覚えるために自分に必要な量と回転数はどのぐらいかなってのを知りたかったんですよ。それが自分自身のスペックじゃないですか。仕様、性能、いろんな言い方ありますけど、自分のスペックを知るのがめっちゃ大事なんです。

スペックが分かれば、全科目に「演繹」できる

自分のスペックさえ分かれば、あとはそれを個別具体的な科目とか参考書と照らし合わせるだけなんです。

自分は覚えるのにこのぐらいの時間と回転数とスパンを要するから、国語の現代文の場合はこうした方がいいな。日本史の場合は一問一答はこのぐらいでやってて、これは英単語よりももっと長いから、時間単純に2倍とか3倍になるかな、とか。

悩むことがないんです。勉強法を調べる必要ないんです。

自分の性能と自分が取り扱うものを照らし合わせて、「自分はね、これ正直『コンプリ』を回さなきゃダメだから1ヶ月2ヶ月で終わる話じゃないな」とかっていうのが全部出るんですよ。

これやってることとしては演繹と同じなんですよ。一つの枠組み、自分が物事を覚えるために必要なものとか原則とか、ルールみたいな自分の頭の中の思考回路みたいなものと、「何を覚えたいですか?何の参考書をどうやるかで迷ってますか?」ってものをボンってやった時に、「英単語一つ覚えるのにあれっていうことは、日本史の一人の名前を覚えるのにもこの原則は使えるだろう。じゃあ日本史はこれで第一歩踏み出してみよう」になるんですよ。

科目ごとに微調整すればいい

でその一歩踏み出したら、英語では言えたことが次日本史で言えないってこともたまにあるじゃないですか。やっぱり科目間によって特性も分量も内容も違うので、そしたらそこはデフォルメすればいいんですよ。

ただ少なくとも、「日本史どう勉強していいか分かりません、手も足も出ません」って状態にはならないんです。自分のこれまでの経験から将来に対して言えそうなことの予想がつくんです。ある程度、「第一歩とりあえずこの辺に歩み出してみようかな」程度の根拠にはなり得るんですよ。

受験勉強なんて、本格的に勉強する前の段階で未来の見通しを立てなきゃいけないもんでもないと思うんですよ。やってみなきゃ分かんないことの連続かなと僕は思ってます。

これ頭いい悪いとかじゃなくて、普通に思ったよりできることもあれば思ったよりできないこともあるじゃないですか。見たことも触れたこともないものを、何も経験する前に明確に計算立ててこなせっていう方が無理だと思うんですよ。普通にね、考えて、こんなに難易度高いことないと思うんですよ。

ただ、ある程度経験値たまってくる。「これってこんなもんだ」っていうさじ加減がわかってきた段階で、現場判断で「3ヶ月前の何もわからなかった自分はこう思ったけど、3ヶ月後、今自分はある程度の全体像を見通せるようになった。この自分だったら正直こうするかな」っていう段階でどんどん判断していけばいいじゃないですか。

そういう自分になるための第一歩を歩むために、どう考えたらいいのかっていうのが、この演繹法に近い考え方なんですよ。

浪人生こそ「外側」ではなく「内側」を見よ

特にこの春浪人されている方とか、浪人生、「勉強法」とか「ペース」とか「ルート」とか「コース」とか調べがちだと思うんですけど、それをやめろってことじゃなくて、自分自身の性能を理解しないことには、そんなものを見ても意味ないんですよ。

あなたにはあなたのスペックがあって、合格者とか何かそういう理論を話す人って、それなりのスペックがあるんですよ。だからあなたとその見てる人が同じ種類の車に乗ってんのかとか、同じスペック持ってんのかっていう大前提をまず見なきゃいけないと思います。

軽トラがランボルギーニの真似をするとオーバーヒートする

いつも言ってることだけど、このスペックが違うのに走り方とかやり方をダイレクトに真似すると、それは故障するでしょってことなんですよ。

あなた自身が軽トラックなのに、ランボルギーニの走り方真似してどうなると思いますかっていう。全てが違うんですよ。

ただ「ランボルギーニみたいに走りたい」って言って走り方だけ真似すると、スペックが追いつかなくてオーバーヒートを起こして、「自分はなんでこんなスピード出ないんだ」って。出ないんだって、自分のスペックを理解していないからこそ自己否定に入るんです。

「ランボルギーニより遅い」「ランボルギーニみたいに曲がれない」とか。軽トラックは軽トラックの目的があり、用途があり、特性があるんだから、目的地に着くっていうところで行くと、ランボみたいな走り方じゃなくて、軽トラなりの走り方したら着くことは着くんですよ。目的地に。

あなたはどっちをゴールにしたいんですかっていう。勉強の進め方とかを真似して不合格でもいいのか、合格するために必要なことを自分のスペックと照らし合わせてやってった方がいいと思うのか。そこは整理した方がいいと思います。

そこ全部ちゃんと整理した上で、客観的な選択肢を増やしたいから見るとかならいいと思うんですけど、なんかこの春の時期って迷走しちゃって、自分が何者かを考える前に外、外、外に目が行きがちだと思うんですよ。本当にこれは危なすぎると思います。何もいいことないと思います。

目隠しして車種も分からないまま東京を目指すようなもの

勉強法ってね、いろんな参考書あるし、先が見えない問題だから不安になるのはとてもよくわかります。ただ、そういう時こそ一旦深呼吸して、まず知るべきものは自分自身ですよ。

自分のスペック。単語一つ覚えるのに、自分はどういう風にやったら覚えられるのか。今から何もしなくていいです。今まで自分が物事を覚えた時、それはどういう道筋を経て「覚えた」って状態まで来たのか、思い出してみてください。 それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら Essenceでは、志望校と現在地の差分を科目・分野ごとに数値化して、残された時間から逆算してあなた専用の逆算ロードマップを設計するオンライン受験コーチングを提供しています。第一志望合格率は76%。 15分の無料相談を予約する(勧誘は一切いたしません)

動画でも詳しく話しています

この記事のベースになった動画はこちらです。ニュアンスやリアルな語り口を知りたい方はぜひ視聴してみてください。

ESSENCE COACHING

この記事の"実践"を、
あなたの受験に落とし込む。

Essenceでは、志望校と現状の差分を数値化し、
残された時間から逆算して毎日のタスクまで設計する
大学受験オンラインコーチングを提供しています。

15分の無料相談を予約する

関連記事

勉強法
受験勉強Q&A・一問一答と開発講座の使い方
勉強法
参考書を「終わらせた」という神話への懐疑と効率的学習法
勉強法
受験の盲点と成功のための勉強法
← Essence Lab トップへ