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計画2026年4月13日

春の受験計画の立て方【遊び(余裕)を持たせた計画術】

受験計画は長期的には余裕を持たせた大雑把な計画を立て、短期的には志望校分析と過去問での失点分析に基づいて優先度を決めることが重要。ガチガチの詳細計画は入試日程が固定されている受験においてはリスクが高い。まず敵(志望校)と己(現状)を知り、失点の多い分野から優先的に対策する。一般的なルートに盲従せず、自分専用の計画で効率的に弱点を潰していくことで確実に成績向上につながる。

こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。

今日は、春特有のテーマとして「受験計画の立て方」について話していこうと思います。特に、この春から本格的に受験勉強を始める人、計画の立て方がわからない人、そしてガチガチの計画で一度挫折した経験がある人にぜひ読んでほしい内容です。

この記事を読んでほしい人
・春から受験勉強を本格的に始める受験生
・計画の立て方がわからない人
・ガチガチの計画で挫折した経験がある人
・成績が伸び悩んでいる人
・効率的な勉強法を知りたい人

YouTubeを見れば「現高3生のスケジュール」「合格までのロードマップ」「参考書ルート」なんかが山ほど出てきますよね。心のどこかで、そういう「春にこうやって計画を立てればうまくいく」っていう答えを欲してませんか?

今日は、そういった一般的なルートに盲従するんじゃなくて、自分専用の計画をどう立てるかという話をしていきます。

1. ガチガチの計画が成功する人は、ごく一部だけ

まず最初に、ガチガチに計画を立ててうまくいった例を紹介します。

僕の親友のジンボン君は、宅浪で早稲田の国際教養学部に受かったんですけど、彼は春の時点で「何月に何をどのレベルに仕上げる」っていうのを超具体的に決めて、本当にそれをやり抜きました。午前から夕方まで集中して勉強して、そこからジムに行って、家事も弁当作りも全部こなして。毎日毎日、寸分の狂いもなく計画通りに進めて受かったんです。

じゃあそれでいいじゃん、と思うかもしれないんですけど、それをできる人が果たしてどれぐらいいるのかって話なんですよ。

彼や、他にも慶應に受かった知り合いで同じスタイルの人がいたんですけど、彼らに共通するのはものすごい精神の安定力と自立心なんです。やると決めたことを本当にやれる人たち。病んでパフォメが下がるなんて一日もないし、スマホに翻弄されることもない。「受かりたいんだったらやるしかない」って言って、本当にやり抜ける人たちです。

でも正直、受験生のほとんどがそのグループに入るとは思ってないんですよ。もちろん、自分は「やる時はやれる」って自信がある人は、彼らのスタイルを踏襲していいと思います。でも、自分の過ごし方や性格を見て「それは現実的にフィットしないな」と思う人の方が多いんじゃないですか?

2. 長期計画には「遊び(スペース)」を作る

ここからが本題です。

何月に何をどこまで仕上げるっていう超具体的な計画を、入試当日まで立てて、それをやり抜ける自信がない方。または、そもそも考えるのが難しいし、ズレる可能性が高いなと思う方。

そういう人は、長期的な計画は大雑把なデッドラインだけを決めておくのがいいと思います。

たとえば、「10月の時点では赤本演習を主体にできる状態にしておく」「その2ヶ月前には○○まで終わらせておく」っていう風に、物事の大雑把なデッドラインだけを決める。この程度に留めておくのが基本的にはベストかなと。

これ、何をやってるのかっていうと、自分の状況が変わった時にタスクを足したり抜いたりする遊びを作ってるんですよ。遊びっていうのは、遊ぶって意味じゃなくて、スペースのことです。

なぜ「遊び」が必要なのか

計画する上でこの遊びを作らないっていうのは、ものすごく危険なことだと思ってます。

僕、あまりYouTubeで言ってないんですけど、大学3年生の頃から楽天とかリクルートとか日産みたいな大企業でコンサルとして入って、プロジェクトマネージャーをやってたんですよ。数億の予算を動かしながら計画(ガントチャートとか)を作る時に、やっぱりこの「遊び」って必要なんです。

なぜかっていうと、やるべきこと(タスク)って依存関係にあることがほとんどだから。

たとえば、単語帳と赤本っていうそれぞれのタスクがあった時に、単語帳の完成度がどうであれ、8月から赤本ができるってものじゃないじゃないですか。その前に、単語が入ってて、文法が入ってて、熟語が入ってて、解釈が入って、初めてこれらのパーツが揃うから赤本演習に本格的に入れるよね、っていう。これが依存関係なんですよ。

タスクの前段となるタスクに、後半のタスクが依存している関係。この関係である以上、自分の勉強計画に遊びがないのは危なすぎるんです。つまり、前半のスケジュールがズレちゃった時に、後半どうにもできなくなるから。1日ズレたら他全部おじゃんになるって感じになっちゃうんですよね。

受験は「締め切りが動かせない」プロジェクト

遊びを持たせなくてもいいパターンっていうのは、最終的な地点が後ろに伸びても問題ないケースなんです。「準備ができたら行ってね」みたいなものだったら、「このタスクちょっと1日伸びたんで、他も全部1日伸ばします」が通用する。

でも我々が今戦ってるのって受験じゃないですか。入試日って後ろにズラせないんですよ。

ってことは、入試の日がガチッと固まってるものに対して、遊びが一切ないギチギチの超詳細なスケジュールを、この春の段階で来年度の話まで組むのって、僕はすごくリスクが高いと思うんですよ。

もし4月の進捗が遅れちゃったらどうするの? 5月からは「4月にこれだけ仕上がってる前提」で全部の計画が組まれてて、入試の日程は変えられない。じゃあこの溢れ出た分はどう調整していくの?って話になっちゃうんで。

だから、各月とか四半期でもいいんですけど、計画を立てるときはある程度の遊びは絶対必要だと思います。

3. 短期計画は「優先度」で決める

多くの人は、「それだと1週間とか1日あたりで何をどうやっていいか決められない」「もっと具体的にしないと勉強をどういう風に設計していいか分からない」って悩むと思います。すごく分かります。

ここで僕が個人的に思うのが、いつも言ってることなんですけど、その日に何をどうやるかっていうのは優先度で決めるってことなんですよ。

優先度の決め方はいろいろある

優先度が高いものをどう決めるかっていった時に、いくつかの考え方があると思うんです。優先度が高いっていうところに至るまでには、いろんな道筋がある。

  • 覚える量が多いから前半にやらなきゃいけない
  • 自分が苦手(他の人はスルーって言うけど、自分はやけにここ苦手)
  • 自分が受ける予定の大学がそこをものすごく重点的に深く聞いてくる(傾向が見えている)

こういう風に、優先度が高いタスクっていうのはいろんな決まり方があるんですけど、じゃあその優先度高いタスクをどうやって決めるんですかって言った時に、参考書ばっかやってても絶対出ないんですよ。

なぜかっていうと、優先度の高さっていうのは、基本的に過去問に対して自分がどうか、この2点間の情報がないと出しようがないからです。

4. 計画を立てる前に「敵を知り、己を知る」

つまり、自分がしっかり志望校の傾向をつかむっていうのと、自分自身の今を知るっていう、この2つの宿題を終えないことには、計画って立てようがないと思うんです。

実際、「計画をどう立てていいか分からない」「どういう風に勉強していったらいいんですか」って質問を僕に投げかけてくる方って、ここをやってない人がほとんどです。

そんなの分かるわけないでしょって(笑)。自分の志望校が全部マーク式なのか記述式入ってるのか、どのぐらいの比率なのか、どのぐらいの深さで聞いてくるのか、分量はどうなのか、時間配分どのぐらいじゃないとタイトになっちゃうのか、とか。そういう情報が何も入ってない。

プラス、自分自身がその大学を解いた時に、思いのほか取れるのか取れないのか、時間内に収まるのかオーバーするのか、の情報もない。

敵も知らなければ自分も知らないのに、じゃあどうやって敵を倒す計画が立つんですかってことなんですよ。

抑えなきゃいけない情報を抑えてないから、その途中のマップが引けてないだけなんで、まずはここをやるのが最初だと思います。

5. 過去問で失点分析→優先度を決める→短期計画を立てる

ここをやって、大雑把に自分の中で「じゃあ多分この時期までにこれに入っていればゲームオーバーにはならないだろう」っていうざっくりとした見通しを立てたら、各科目、合格最低点に対して不足している割合をまずバッと出すんです。

具体例:英語の失点分析

たとえば英語で言ったら、「各科目7割5分を目標にしましょう」で、解いた結果英語3割でした。あと4割5分稼ぐ必要があるって言った時に、この4割5分のミスが英語っていう科目の中で、それぞれどういうジャンルに振り分けられているのかを次考えるんですよ。

4割5分のうち、3割長文で失点してました。1割5分会話問題でした。って言ったら、優先度高いのどっちですかって言ったら、明らかじゃないですか。まずここは量が多いから優先度が上がるっていう、シンプルな例です。

優先度が決定しました。自分がとりあえず当面ケアしなきゃいけないのは長文だ。

じゃあ3割長文で落としてますって言ったら、じゃあ長文の「次」何って話なんですよ。

  • 単語・熟語・文法などの知識が欠落してるから読めなくて失点したのが何割
  • 読めてるんだけど選択肢を切り損ねたことによる失点が何割
  • 整序問題とか書き出せとか変形させて記述しろと

    それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら

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