4月の過ごし方を間違うと11月に詰んでしまう理由
春の受験勉強で失敗する3パターン(計画倒れ・参考書コレクター・なんとなく努力)を解説。目的地を見ずに努力するのは目隠しで走るのと同じで、大学受験では過去問から逆算して現在地との距離を測り、合格最低点との差分を残り期間で分割することが重要。勉強時間ではなく、目的に向かった逆算された努力かどうかが合否の差を生む。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
東京はついに桜が咲き始めてきましたね。今日は、4月の過ごし方を間違えると11月に詰んでしまう理由について話したいと思います。
これ、めちゃくちゃ大事な話です。今まで動画でも何度か触れてきたんですけど、春の時期の方向性のズレって、秋になって取り返しがつかなくなるんですよね。
この記事を読んでほしい人
・新高3生、浪人生で、これから本格的に受験勉強を始める人
・参考書選びや勉強計画で迷っている人
・「とりあえず頑張ろう」と思っているけど、方向性が定まっていない人
・計画倒れを繰り返してしまう人
・過去に春の頑張り方を間違えて秋に苦しんだ経験がある人
大前提:受験は「頑張った人」じゃなくて「かみ合った努力をした人」が受かる
まず最初に言っておきたいのが、受験って頑張った人が報われる世界じゃないってことです。
「頑張る」っていうだけだと、方向性が間違っててもとりあえず机に座って頑張った風を出せば、自分の中で「頑張った」って満たされちゃうんですよ。でもその条件だけだと、正直合格っていうのを掴み取るために必要な条件を満たしてないと思ってます。
必要なのは、かみ合った努力、筋の通った努力です。
特に春からの時期って、今まで本気で受験勉強を詰めてこなかった人は「データがない状態」なんですよね。自分の志望校に対してのデータもないし、自分自身が計画を立てたらそれをちゃんと徹底してこなせる人間なのかとか、プレッシャーに強いタイプなのかコロッとメンタルやられちゃうタイプなのかとか、そういったものが全部わからない中で4月を過ごすっていうのは、ものすごくリスクが高いんです。
春に失敗する3つのパターン
これから、この時期に本当にありがちな、約1年間の受験生活を棒に振ってしまう失敗パターンを3つ挙げていきます。毎年見てきたパターンなので、自分が当てはまってないかチェックしてみてください。
1. 計画倒れ型:美しい計画を立てて自滅する
1つ目は、計画倒れ型です。
「さあ春だ、これから1年間受験頑張るぞ!」って言った時に、まず計画を立てないとムズムズしちゃうタイプの人がいるんですよ。美しい、素晴らしい計画を立てて、でもそれが実行できるかどうかっていう軸がちょっと弱くなってしまう。
綺麗な青写真を描いて、いざそれをやるぞってなった時に「やばい、思ったよりこの参考書進まない…難しい…」「計画からズレてた…あんなにいい計画立てたのに…これじゃあまた立て直しじゃん」ってオラオラしちゃったり。
いつも僕が動画で取り上げてる通り、計画を守れないっていうことは、そこから自己嫌悪の負のループに陥ってしまうんですよね。それが一つのトリガーとなって、5月、6月、7月と自分に対する自信が持てないまま勉強が進んでしまう。4月に逆に計画をきれいに立てすぎたせいで、これも一つの失敗のスタート地点だと思います。
2. 参考書コレクター型:有名参考書を買い集めて終わる
2つ目は、結構不安感から来るものだと思うんですけど、参考書コレクター型の失敗です。
武田塾の参考書ルート見てとか、先輩たちの合格体験記見て「この参考書を使ってました」っていうよく名前が出てくる参考書を、とりあえず買い集めちゃうんですよ。
「自分にとってこういう知識が欠けてるから、これをやろう」っていう順番で考えるんじゃなくて、まず「なんか解決してくれそうじゃん」っていう軽いノリで参考書を買い集めちゃって、そこに着手しちゃう。
その過程で、自分には何が強みとして存在していて、何が弱いのかっていう分析を一切せずに参考書に入っちゃう。これは本当にこけます。
この考え方の裏には、やっぱり「いい参考書を買えば成績が伸びる」っていう順番で考えている、参考書任せ・外部要因任せの姿勢があると思います。すごくこれはリスクが高いし、該当者がかなり多い部類のミスだと思います。
3. なんとなく努力型:目隠しで全力疾走している状態
最後、一般的にすごく美化されがちなんだけど、個人的に一番落ちる人が多いなっていうのがこのグループで、それはなんとなく努力を始める人です。
僕は人の努力を否定したいんじゃなくて、目的意識であったりとか、どこの方向に向かっているのかが分からずに「とりあえず頑張ろう、頑張ろう」と思って頑張る人っていうのは、いつも言ってる通りゴールっていうのが一点決まっているのに、目隠しをしてただ全力疾走しているだけなんですよ。
グラウンドを、どの方向に自分が向かっているのか分からないんだけど、とりあえず走る。走れば周りの人がチヤホヤしてくれるから、そこに気持ちよくなってただ走る、頑張る、机に向かう。
これで良かったのは、正直小中学校までだと思ってます。
大学受験ってゴールテープが敷かれている位置がバシッと決まっているから、そこの方向性と、そのゴールと自分との距離、この2つの要素を常に意識して照らし合わせながら、参考書とか勉強スケジュールっていうのは立てなきゃいけない。
なのに、ゴールがまずどこにあるのかも見てない。そことどれだけ離れてるのかも見てない。だから、どの方向にどのぐらいのスピードでどのぐらい走ればいいのか分からずに、もう目閉じてバーって走り回る。「4月からとりあえず走り回っておけばいいだろう」って思っちゃう人が出てきます。
逆に、その人の人生は今までそれで良かったからこそ、今回も今まで以上のスピードでそれをやっちゃおうとしちゃうから、危ないんです。
9月10月に訪れる「現実」と、春の方向性の関係
受験って、浪人された方は痛いほどわかると思うんですけど、9月10月頃に急に本番感というか、差し迫ってるなっていう緊張感が生まれてくるんですよ。
春夏って割と楽観的に考えられる人がいて、物事を強気に考えがちなんですけど、9月10月ってその時点の成績とか偏差値をもとに現実的に物事を選びに行くし、急にこう空気がピリッとし始めてくるんですよね。
そこで、ものすごく根本的な方向性のズレに気づいても、修正する時間がないって人が正直多くいると思います。やっぱり「間に合わなくて落ちちゃう」って人が毎年います。
裏を返すと、その時期にマイナーチェンジだけで済んで、ちゃんと合格まで軌道修正できる人っていうのは、この4月とかの時点で、合格っていうところから逆算して、細かい綺麗な計画ではなくて、何の科目とかどの分野をどのぐらいの優先度でやっていこうかなっていう最低限このぐらいの解像度のロードマップみたいなものがイメージできているとか、ほとんどでした。
例えば、英語っていう科目を構成するのが、単語・熟語・文法・解釈とか長文演習とかいろいろあるじゃないですか。そういうものの中で「5月ぐらいまでに共通テストでわからない単語がないレベルの語彙を入れる」とか。
そこで「参考書何周する、1日何単語」とか、1日ペースの計画を数ヶ月後の自分に対して投影するのって、ほとんど現実的じゃないと思うんですけど、やっぱりどういう風にちょっとズレても軌道修正の遊びが持たせられるというか、ガチッとしすぎてないけれども時間オーバーにならない程度の柔らかさの計画を立てている人がすごく多かったです。
何を、いつまでに、どの優先度で終わらせるか。これだけが決まっていればいいんですよ。
ここを持ててるか持ててないかで、11月時点で詰んでしまうか、そこからさらに微調整して合格まで持っていけるか、ガッチリ分かれてしまうと思います。
結論:春にやるべきことは「過去問から逆算して距離を測る」これだけ
結果、4月に何やればいいのっていうところなんですけども、この春にやるべきことは一つだけで、過去問から逆算して自分との距離感を測る、これに尽きます。
厳密に言うと、合格最低点から今の自分の得点を差し引いて、この差分の点数を4月から次の1月か2月か3月か(人によると思いますけど)、その時期で分割して詰めていく。これが受験のすべてだと思ってます。
だから僕の意見ですけど、自分が目指す大学が何点を要求しているのか、自分自身が今そこに対して何点ぐらい取れているのかっていう情報なしに、参考書をどうやろうかなんて決まりようがないんですよ。
それなのに闇雲に参考書に着手する、闇雲に机に座る人ってのは、やっぱり僕の中では目的地を決めずにただ校庭を走り回る人にしか見えないです。
「あそこに向かって、あそこまで1キロあるから、前半から飛ばしすぎちゃダメだな。500mぐらいまではこのペースで、後半500はこういう風に行ったらタイムリミットに間に合いそうだ」っていう意識のもとに、ちゃんと前を見据えて走ってる人には見えない。この違いなんですよ。
合格する人と落ちる人の差は「内訳」にある
今、僕は結構長い期間の話をしてるんですけど、ちゃんと合格をする人と合格できない人の差ってのはこれだと思ってます。
2つのグループとも「勉強する」とか「努力をする」とか、なんなら「1日の勉強時間」っていうところでいくと、あんまり差は生まれないと思うんですよ。
何が違うのかって言ったら、この内訳に尽きると思います。
- 12時間、闇雲に走る人たち
- それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら
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