音読で英語長文が読めるようになるプロセス
音読は単なる読み上げではなく、英文構造の理解と知識定着のツール。イディオムの分離防止、柔軟な単語解釈、論理関係の把握を意識し、1文につき4回の段階的音読で理解を深める。解説で得た知識を頭にすり込み、初見問題への対応力を養う。この方法で早稲田レベルの英語も数ヶ月で攻略可能。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日はライブ配信で圧倒的に多かった質問、「音読」について話します。昨日出した動画とすごくリンクする内容なので、まだ見てない人は概要欄からチェックしてみてください。
この記事を読んでほしい人
・音読してるのに成績が上がらない人
・英語長文が読めなくて悩んでる人
・早稲田レベルの英語に対応したい人
・音読の「やる意味」が分からない人
1. 音読に「正しいやり方」なんてない、でも点数につながるプロセスはある
YouTubeでよく見る「正しい音読法」とか「音読の正しいやり方」みたいな動画、あれ見るたびに思うんだけど、勉強法に正しいも正しくないもないと思うんだよね。
その人に合ってて、その人がそれを実行できるものだった時点で、それはその人にとって「正しい勉強法」になる。なんかメタモンみたいなもんで、時間軸と状況に合わせて変わるんだよ。
だから今日は「正しい音読法」じゃなくて、音読ってやるとどういうプロセスで点数につながっていくのかっていうのを俺なりに考察したんで、それを共有します。
あと、俺が高3の12月に小学部の指定校も社学の自己推薦も落ちて、そこから早稲田の英語を読めるようになるまでに欠かさずやった音読のやり方もシェアします。あくまで俺のやり方だから、自分のやり方で伸びてる人はそれを継続してほしい。ただ、「なんで点数伸びてるのか分かんない」って人は見る価値あると思う。
2. 音読は「読み上げ体験」じゃない。英文構造を頭にすり込むツール
今日の題材は早稲田の商学部と社学の英文を使います。もう吐き気するぐらいやったね、これ(笑)。商学部に関しては20何年分解いて、その英文の全てを音読したから、当日はもう分かんない英文ってほとんどなくなるんだよ。
例えば一つのセンテンスに分かんない単語が2、3個あったとしても、解釈力と経験が潤沢に頭の中にストックされてたら全然痛くも痒くもないんだよ。
1個のセンテンスにどんなに複雑な統治が絡んでて挿入が絡んでて、かつ単語も何回だったとしても、音読を何回もやって、イディオムと単語がしっかり備わってたら、SVOCとか振らなくても全然理解できて選択肢もさばけるっていう状態に持ってこれるのさ。
そこで絶対必要になってくるのが音読ってこと。
3. 音読の真の目的:イディオムの「分離」を防ぐ
昨日の動画見てもらった人ならよく分かると思うんだけど、音読をする意味の一つっていうのは、イディオムや熟語を塊として認識する練習なんだよ。
例えば「take away」っていうイディオムがあったら、この塊で見たらちゃんとイディオムとして頭に入ってるんだけど、「take 〇〇〇〇〇 away」ってなった瞬間、takeとawayが分離してるって解釈しちゃってイディオムとしては捉えられない。それによって英語の長文解釈にズレが生じるっていうのが、みんな気づかないうちにたくさん起きてるんだよ。
で、音読っていうのはまさにこれを是正する効果があるんだよ。
解説とか見たときに「take 〇〇 away」で「take away」の真ん中に何かが挟まってるパターンだったんだって気づいたら、次はその理解だけじゃ足りなくて、それを頭にすり込んで次この例が出てきた時に「これはtake awayの変形版なんだ」って気づけるような仕組みを音読によって作らなきゃいけないんだよ。
そういうミスした原因と、次にミスしないための頭の準備っていうとこの橋渡しになるのがこの音読、すなわちすり込みだよ。
4. 実例で見る:早稲田商学部の英文を音読で攻略する
じゃあ実際の英文でやってみるね。早稲田商学部の問題から:
"Single stars... It may be from one header to many."
これ俺、今でも覚えてる。この「from」、これをね中学校とかで「〜から」とか単語帳の意味で覚えててもこれは絶対に分かんない。いつも言ってるじゃん、英単語っていうのはニュアンスとかある程度幅を利かして覚えないとこういう長文では使えないよっていうとこの最大の例なんだけど。
「It may be from one header to many」、これは「何々に起因する」っていう日本語に変えた方が適切。要するに、「星が見えた?それはねヘディングが一回多かったんだよ」っていう一種の冗談めいた表現なんだよ。
まず「header」っていうのが「ヘディング、頭で何かを打つ」っていう行為だっていう風に訳さなきゃダメだし、そういう風にめちゃくちゃ柔軟に訳していかないとこれ読めないんだよ。なんでかっていうと、ネイティブの人が読む新聞からの抜粋だから。
早稲田の英語は「ネイティブ向け」の文章
商学部とかウォールストリートジャーナルとかああいうビジネス誌だから、日本人向けに作られてるジャパンタイムズとかだったら日本人が単語帳で覚えてる意味ですらすら解けんだよ。そういうのを使ってんのが早稲田の教育とかマーチとか。
早稲田商学部とか社学とか政経とかになってくるとネイティブの人が目にするもんだから、めちゃくちゃ柔軟な訳をしてみないと分かんない。
だから「It may be from one header to many」、これは「ヘディングが一回多かったことに起因するのかもね」「それが原因だったのかもね」ぐらいの訳にしなきゃいけない。分かるでしょ?
だからそういうのをここの訳で見たら、そういう意識で音読もしておかなきゃいけない。そしたら次こういう形で出てきた時に「何々に起因する」って訳がポッとニュアンスとして浮かんでくるから、その準備を今頭にすり込むんだよ。
5. 俺がやってた「1文につき4回」の段階的音読法
じゃあ具体的にどうやって音読してたかっていうと、俺は一つの英文につき4回音読してたんだよ。それを商学部20何年分解いた。それだけやるとね、当日とかなんかもう分かんない英文とかあんまなくなるんだよね。
1回目:関係性を理解しながら読む
続きの文を見てみよう:
"Following a lawsuit... in California on Wednesday, that accused the governing body, alongside a number of US soccer organizations, of being negligent in their handling of head injuries."
まず「lawsuit」、これ訴訟ね。「pursue」ってあるじゃん、あれの「suit」の部分だから「追う系のニュアンスに法律」だから「法律的に何らかを追い詰める」っていうのがあるなって予想できた。
で「alongside」、これも分かんなかったんだけど、「along」で「何だかと一緒に」「何だかとともに」っていう言葉があるじゃん、「along with」とか。それに「side」だよ。「alongside a number of US soccer organizations」だから「他のアメリカのサッカー機構も同様に一緒に」っていう感じ。
「negligent」、これ俺分かんなかったんだけどよく見たら予想つくんだよ。「neglect」って単語あるじゃん、それに近くない?これ「neglectの状態」みたいな感じなんだよ。つまり「やる気がない」とか「放置してる」とか「怠惰な姿勢を示してる」ってこと。
何に対して怠惰な姿勢を示してるのかって言ったら「in their handling of head injuries」でしょ。「handling」ってのは「扱い」じゃん。で何の扱いって言ったら「head injuries」、つまりこのヘッドインジューリーっていうのはさっきの「header」とリンクしてるじゃん。
ヘディング、ヘディングすると色々と影響があるのに、脳へのダメージのポテンシャルっていうのを排除するように求めてると。でなんでそんな風になってるのかって言ったら、FIFAがそのヘディングによる影響っていうのをあまりにも軽んじてると、積極的な解決策を見つけようとしないで「neglect」してる。そういう姿勢に対して訴訟を起こしてるっていう全部の流れがここですっきりするんで、音読すると。
2回目:関係性を頭に残したまま読む
2回目の音読では、そういう関係性が頭に残ってるうちに読むんだよ。
「Single stars... It may be from one header to many」はいはい、あのヘディングの例ね、面白いなアメリカと思いながら。「Following a lawsuit」訴訟案ね、分かんなかったやつ。「in California on Wednesday that accused the governing body」どういうプレッシャーかってのこの後来たなーっていうのを覚えた目ながら読んでいく。
この作業を全部の段落でやっていくと、もうスッキリするじゃん。
3回目:スラスラ読めるようになる
3回目の音読になるともうスラスラ読めるようになる。ここで漠然と左から読むんじゃなくて、関係性をイメージしながら読まないとダメなんだよ。
例えば「limit the potential for brain damage from the beautiful game」っていうぐらいの力加減がある。左から順番に読んでいってもなんも変わんない。そういう音読したところで成績伸びなくて。
こういうのはもっとこのぐらい遠巻きに見て、1回目解いた時に歯も立たなかった英語長文を第三者視点で見て冷静に「はいはい、こういう関係だったんだね」っていう風に仕返しをする。
4回目:「読めるようになった自分」を疑似体験する
最後ね、3回目4回目では全部すっきりした上で読んでいくんだよ、バーッて。そしたら「なるほどね、こういう風に読んだら問題全部解けるし長文読めるんだ」っていう、長文が読めるようになった未来のスーパーマンの自分っていうのを疑似体験できるんだよ。
だから次「こういう風に読んだら長文読めるんだね」って分かったら、初めての文章でもその読み方をしてったら、少なくともまあいよいよ読めるようになるよねっていう。そこでいろんなイレギュラーあるけど、単語分かんないとか、でも文型が似てるとか、あそこで起きてた統治と同じだっていうのが他の学部とかで起きたら対応できるじゃん。
6. 音読で成績が上がらない人は「読み上げ体験」になってる
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