滑り止め・併願校の決め方
併願校選択は広範囲から段階的に絞り込むファネル方式が効果的。最重要ポイントは第一志望と問題形式が近い学校を選ぶこと。これにより対策の分散を避け、現在の参考書で対応可能となる。受験日程、経済的負担、地理的条件も考慮し、自分の性格に応じて受験校数を調整する。共通テスト利用も有効な選択肢。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、意外とこれまであまり触れてこなかったテーマについてお話しします。それが「滑り止め・併願校の決め方」です。
正直、併願校選びって「どう決めるか」の一言で片付くものじゃないんですよ。広範囲からバーッと洗い出して、いろんな条件でフィルターをかけて、最後に残ったものが併願校になる。そういう段階的な絞り込みプロセスが大事だと僕は考えてます。
この記事を読んでほしい人
・併願校・滑り止め校の選び方がわからない人
・第一志望の対策に集中したいけど、全滅も怖い人
・受験校数や日程をどう組めばいいか悩んでいる人
・経済的・地理的な制約も考慮しながら受験戦略を立てたい人
1. 併願校選びは「ファネル方式」で考える
まず大前提として、併願校選びはあなたの第一志望がどこかによって変わります。国立大学を目指すのか、私立大学を目指すのかで、受けられる併願校の内容もタイミングも対策も全部変わってくるんですよね。
僕自身の受験の話をすると、早稲田大学が第一志望でした。正直なことを言うと、早稲田以外で行きたい大学はほとんどなかったんです。早稲田に受かるために受験勉強をしていたのであって、大学生という身分だけを得るために勉強していたわけじゃなかった。
そんな自分がどうやって併願校を決めたのか。それが今日お話しする「ファネル方式」です。
ファネル方式っていうのは、こういう流れです:
- まずガバーッと広い範囲で候補を洗い出す
- いろんな条件でフィルターをかけていく
- 最後に残ったものが併願校になる
じゃあ具体的にどんな条件でフィルターをかけていくのか、次から詳しく説明していきますね。
2. 最重要フィルター:問題形式が第一志望と近いか
僕が併願校選びで一番重視した軸は問題形式でした。これ、マジで大事です。
なぜかというと、早稲田の対策もしつつ、あまり行きたくもない大学のためにまた別の参考書を買って、別の対策をして、大学生という身分だけをゲットするために時間を割きたくなかったんですよ。
早稲田の対策をしていれば、形式があまり変わらないから「大は小を兼ねる」で他の対策もまるっとできるような学校を選びました。
問題形式が近いとこんなに有利
例えば、早稲田の英語で内容一致問題に慣れていれば、明治の商学部の内容一致とかで聞かれる観点はすごく浅く見えるし、選択肢も紛らわしくない。早稲田で「いろはにほへと」って複雑な選択肢に慣れてたら、明治の「1234」みたいな選択肢はもう動じないんですよ。
問題が簡単か難しいかじゃないんです。その滑り止めの学校である程度の点数を取るために、新しく「人並みにできなきゃいけないこと」が増えるのがダメなんです。
逆に、早稲田以外の併願校が全部小論文を出してくるとかだと話が変わってくる。問題が簡単とか優しいとかじゃなくて、対策の種類が増えちゃうから。
だから今持っている参考書の中で併願校の対策が間に合うかどうかっていう観点がすごく大事だと思います。
3. 次のフィルター:所在地と受験日程
問題形式をクリアしてバーッと出てきたリストの中から、次に考えたのが所在地と日程です。
所在地について
僕は早稲田っていう軸を取っ払ったら、次に大事にしたのが「東京都に所在地がある大学」ってことでした。ずっと北海道で過ごしてきて、東京で生活をしたい、東京での人と人との化学反応を楽しみたいっていうサブテーマもあったので。
だから関西は眼中に入らず、東京都内の早稲田じゃないところを受けるっていう判断になりました。
受験日程について
日程もすごく重要でした。僕は現役で大学に入ったので、受験の経験がなかったんですよね。だから早稲田の本命に行く前に、2つか3つぐらい受験を経験しておきたかったんです。
あの人がブワーっといる中で自分のパフォーマンスを出せるようにするための練習として、早稲田の前にいくつか受けておく。そこに当てはまるものを選んでいったっていう感じですね。
地方出身の僕にとっては、東京に滞在するだけでお金がかかる。だから受験旅行で東京に入れる期間の中でガッとまとめて受けられる日程かどうかも考えました。
4. 最後のフィルター:納得できるプロフィールか
正直、自分からすると早稲田以外なんてあまり差はなかったんですけど(笑)、その中でもその大学名を背負って自分は満足できるかっていう軸で選びました。
例えば「明治大学商学部出身の引地です」って言ったら、受験生時代の自分からしたらもうかっこいいと思ったし、明治だったらいいなと思ったんで、そういう軸でも選びました。
逆に、これは批判してるわけじゃないんですけど、「青山学院大学、引地です」がなんかしっくりこなかったんですよね(笑)。多分スクールカラーとか、僕が持ってる青学像っていうものと自分のアンマッチ感っていうのを本能的に感じてたので、受験はしなかったです。
そもそも青学って慶應志望の人と相性がよかったりするんで、問題形式とか日程の観点から見ても自分とはあまり合わなかったんですよね。
5. 共通テスト利用も検討しよう
ここまで一般受験で選ぶ場合の見方を話してきましたけど、もう一つ考えるべきなのが共通テスト利用です。
一つの試験で複数の大学に出願できる系って、コスパはめちゃくちゃいいですよね。特に共通テストの対策を今がっちりやってて8、9割狙えるんだっていう人であれば、その条件に合ってかつ経済的にも許す限りにおいて、いろいろ出してもいいかなと思ってます。
ただ、独自試験を受けなきゃいけないし対策を分散させたくない、でも志望校落ちたときに全滅もしたくない…っていう悩みを抱えてる人がすごく多いと思うので、やっぱり個人的に一番見るべきは問題形式だと僕は思います。
6. 実際の過去問対策はどれくらいやったか
ちなみに僕の実際の対策量をお話しすると、早稲田の過去問は合計で60年分ぐらい解きました。それぞれの学部で10年分、15年分、20年分とかバーッとやって、めちゃくちゃ対策したんです。
でも自分が受けた明治とか立教とかの対策っていうのは、ほとんどしてないんですよ。
一応ちゃんと入試形式を見て、過去問データベースとかで確認して、「早稲田の対策してればカバーできそうだな」っていうのを確認した上で、実際に過去問を解くっていうのは受験旅行で東京に行って、明治とかの受験の数日前にちょろっと解いて9割いった、「OK OK」みたいな。そのぐらいの確認で済ませてました。
これ、実際ラッキーだったとかじゃなくて、ちゃんとそういう対策でもいいような大学を選んだからこういう風な動きができたんですよ。
ちゃんと早稲田の対策をしていれば明治に受かる力もつくような、この受験戦略を組んだので、ここはぜひ皆さんにも参考にしてもらいたいなと思います。
7. 自分の性格に応じて受験校数を調整する
最後に、これも大事なポイントなんですけど、自分の性格に応じて受験校数を調整するってことです。
もしすごく緊張するんですって人だったら、本命の前に多分3つぐらい受けた方がいい。場慣れしておくことで、本番で余計な緊張をしなくて済みます。
逆に「いや俺はもう全然マインドは大丈夫だけど、スタミナがない」って言うんだったら、あまり本命の前にガッと受けない方がいい。疲弊して本命で力を出し切れなくなったら本末転倒ですから。
そこはご自身の性格とか、いろんなものを考慮して決めていった方がいいと思います。
まとめ:併願校選びのチェックポイント
最後に、今日お話しした内容を整理しますね。
- 広範囲から段階的に絞り込む「ファネル方式」で併願校を選ぶ
- 第一志望と問題形式が近い学校を選び、対策の分散を避ける
- 今持っている参考書で対策が間に合うかを重視する
- 受験日程を考慮し、本命前に練習として数校受験する
- 共通テスト利用はコスパが良い選択肢として検討する
- 経済的負担と地理的条件も考慮に入れる
- 自分の性格(緊張しやすさ、スタミナ)に応じて受験校数を調整する
- 最終的にはその大学名を背負って納得できるかも考える
併願校選びは、第一志望の対策に集中しながらも、万が一のリスクヘッジをする重要な戦略です。ぜひ今日の内容を参考に、自分にとって最適な併願校を見つけてください。
動画でも詳しく話しています
今回の内容は、YouTubeでも詳しく解説しています。文章だけでは伝わりにくいニュアンスや、僕の実体験をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ動画もチェックしてみてください。
それでも「自分一人では設計しきれない」と感じたら
併願校選びは、第一志望校、現在の学力、経済的な条件、受験日程など、本当に多くの要素を総合的に判断する必要があります。
「自分の場合はどうすればいいんだろう?」「この選択で本当に大丈夫かな?」と不安を感じている人も多いと思います。
動画でも詳しく話しています
この記事のベースになった動画はこちらです。ニュアンスやリアルな語り口を知りたい方はぜひ視聴してみてください。
ESSENCE COACHING
この記事の"実践"を、
あなたの受験に落とし込む。
Essenceでは、志望校と現状の差分を数値化し、
残された時間から逆算して毎日のタスクまで設計する
大学受験オンラインコーチングを提供しています。