早稲田大学法学部国語攻略法実践解説
早稲田大学法学部の国語攻略法を実際の問題用紙で解説。文章読解では主題把握、換言語・逆接語のマーキング、論の展開追跡が重要。選択肢問題では部分的正解に惑わされず全体の妥当性を判断する。記号付けや関連内容の整理により論理構造を明確化し、効率的な読解を実現する方法を具体的に示している。
こんにちは、Essenceの引地(Hikky)です。
今日は、ちょっと特別な動画を記事にしました。実際に僕が早稲田大学法学部の入試本番で使った問題用紙を見せながら、「どうやって早稲田の国語を攻略したか」をリアルに解説した内容です。
早稲田の中でも、法学部の国語って一番難しいと言われてるんですよね。だからこそ、この記事では実際の問題を使って、僕がどんな記号を付けて、どう論理を追って、どう選択肢を絞り込んだのかを具体的にお見せします。
この記事を読んでほしい人
・早稲田大学などの難関大学の現代文で点数を伸ばしたい人
・論理的な評論文の読解が苦手な人
・選択肢問題でいつも惑わされてしまう人
・記述問題で何を書けばいいか分からない人
1. 読み始めた瞬間に「主題」を見つけてマーキングする
まず、文章を読み始めた瞬間にやることがあります。それは、「この文章は何について論じているのか」を見つけることです。
今回の問題では、冒頭に「外国人や子供に教えるということは」という表現が出てきました。この時点で、「ああ、この文章は『外国人や子供に教えること』について論じる文章なんだな」と理解して、そこに「X」って記号を付けておくんです。
なぜこれをやるかというと、主題が分かっていると、後で選択肢を選ぶときにブレないからです。「この選択肢、なんか良さそうだけど主題からズレてるな」っていう判断ができるようになります。
2. 換言語と逆接語は絶対にマークする
次に意識するのが、「言い換えれば」などの換言語と、「しかし」「だが」などの逆接語です。
換言語の下は超重要
「言い換えれば」って書いてあったら、その下に書いてあることは筆者が言いたいことをよりシンプルに表現し直した部分なんですよね。だから、そこには必ず下線を引いて、記号を付けておきます。
今回の問題では、「言い換えれば、共通の規則・コードを持たない者に教えるということである」という表現が出てきました。これは主題Xと同じ内容を別の言葉で説明しているので、同じ記号を付けて関連付けておくんです。
逆接語の後は必ず重要
「しかし」「だが」の後は、筆者の本当に言いたいことが来る確率が高いです。逆接の前は「一般論」や「反対意見」で、逆接の後に「筆者の主張」が来るパターンがめちゃくちゃ多い。
だから、逆接語を見つけたら条件反射で下線を引いて、その後の内容を重点的に読むようにしています。
3. 同じ内容の繰り返しを見つけて関連付ける
評論文って、実は同じことを何度も違う言葉で繰り返しているんですよね。これに気づけるかどうかで、読解の深さが全然変わってきます。
今回の問題では、こんな感じで同じ内容が繰り返されていました:
- 「共通の規則を持たない者に教えること」
- 「通常のコミュニケーション論では共通の規則が前提されているが、外国人や子供においてはそんな規則が成立しない」
- 「我々が他人との対話においていつもどこか通じ合わない領域を持つ」
これ、全部同じことを言ってるんです。つまり、「共通の規則がない状態でのコミュニケーション」という主題が、角度を変えて何度も出てくる。
僕はこういう部分を見つけたら、全部同じ記号(この場合は「X」)を付けて、「ああ、ここも主題と同じことを言ってるな」って意識しながら読み進めます。
4. 問題提起から結論への論の流れを追跡する
論理的な文章には、必ず「問い」と「答え」の構造があります。これを見つけられると、文章全体の流れが一気に見えてきます。
今回の問題では、こんな問いが立てられていました:
「これは特異なケースなのだろうか?」
そして次の段落で、すぐに答えが出てくるんです:
「決して特異なケースではなく、一般的な条件である」
こういう問いと答えのセットを見つけたら、そこが論の転換点なので、しっかりマークしておきます。「ここで筆者の主張が展開されるぞ」っていう合図なんですよね。
さらに、「その場合、よりよく相互を理解しようとするならば」という表現で、論がまた一段階進んでいきます。「じゃあどうすればいいのか?」という次の問いに移っているわけです。
こういう論の流れを追跡していくと、「ああ、この文章は主題X → 問い → 答え → さらに深掘り、という構造なんだな」って理解できて、選択肢問題でも迷わなくなります。
5. キーワードを見つけて選択肢と照合する
文章を読み進めていくと、筆者が特に重視している表現が出てきます。今回の問題では、「教える・学ぶという非対称な関係」という表現がそれでした。
「非対称な関係」って、すごくコンパクトで強力な表現ですよね。これ、もし記述問題で「共通の規則を持たない者との関係はどのような関係だと言えますか?10文字以内で答えなさい」って出たら、確実にこの「非対称な関係」が答えになります。
こういうキーワードを見つけたら、絶対にマークしておく。で、選択肢を見るときに、「このキーワードが入ってるかどうか」「同じ意味の表現があるかどうか」を確認するんです。
6. 選択肢は「前半が正しくても後半で間違っている」パターンに注意
ここからが、早稲田の国語で一番重要なパート。選択肢の絞り込み方です。
早稲田の選択肢問題って、本当に意地悪で、前半はめちゃくちゃ正しいことを書いてるのに、後半でさりげなく間違ったことを混ぜてくるんですよ。
実際の問題を見てみましょう。問題は「一般的事態とはどのようなものか」を選ぶ問題でした。
選択肢ロの分析
人間のコミュニケーションとは、本来ゲームを共有しないものとの間にのみ成立し、非対称的な他者の発するメッセージをその意図通りに受け取るために、相手と教える・学ぶ関係に立つことで、前提となる共通の規則を見出すことが不可欠である。
これ、前半の「非対称的な」「教える・学ぶ関係」あたりまでは完璧なんですよ。でも、「ゲームを共有しないものとの間にのみ」という「のみ」がちょっと怪しい。それに「ゲーム」という言葉は本文で使われていないので、これは不安要素です。
だから、「前半はいいけど、後半が微妙だな」って判断して、一旦三角を付けて保留にします。
選択肢ハの分析
人間のコミュニケーションの基礎的事態とは、教える・学ぶという非対称的な関係。
ここまでは完璧。本文の表現そのままです。
他者との対話において、我々はいつもどこかで通じ合わない領域を持ち、メッセージが受け取られたか否かを相手に問い出す。
「通じ合わない領域を持つ」これも本文に書いてある。でも、「メッセージが受け取られたか否かを相手に問い出す」という内容は、本文には出てきていないんですよね。
だから、これも不完全。一応三角を付けておきます。
選択肢ニの分析
人間のコミュニケーションとは、本来、自己と全く異質な他者との間でなされる非対称的な関係設定である。
これはいい。「異質な他者」「非対称的な関係」、どちらも本文の内容と合致しています。
自己の発するメッセージは、その意図通りに受け取られるということは保証されておらず、規則が共有されているとしても、それは全て事後的な確認としてでしかない。
これも完璧。「共通の規則があるとしたら、それは教える・学ぶ関係の後にしかない」という本文の内容と一致しています。「事後的な確認」という表現が、本文の論理を的確に言い換えているんですよね。
だから、これが正解。僕は「ニ」を選びました。
選択肢ホの分析
人間のコミュニケーションとは、本来、他者の他者性を前提とする非対称的な関係である。
ここまではOK。
自己の発するメッセージとは、どこかで必ず相手次第であり、他者を自分と同じ規則を共有するものにすることが必要である。その関係設定は、他者性を解消することである。
「相手次第」という表現は本文にはないし、「他者を自分と同じ規則を共有するものにする」「他者性を解消する」というのは、本文の主張と真逆です。本文では「共通の規則は事後的にしか生まれない」と言っているので、これは明らかに間違い。
こんな感じで、選択肢は最後まで全部読んで、全体の妥当性を判断するのが超重要です。前半が正しいからって飛びつくと、後半で引っかかります。
7. まとめ:早稲田法学部の国語を攻略するために必要なこと
ここまでの内容をまとめると、こうなります:
- 冒頭で主題を見つけて記号(X)を付ける → 論の軸がブレなくなる
- 「言い換えれば」などの換言語の下は必ず重要 → 筆者の言いたいことが凝縮されている
- 「しかし」「だが」などの逆接語の後を重点的に読む → 筆者の主張が来る
- 同じ内容の繰り返しを見つけて関連付ける → 論理構造が見える
- 問題提起から結論への流れを追跡する → 論の展開を把握できる
- キーワード(「非対称な関係」など)を見つけて選択肢と照合 → 正解の根拠になる
- 選択肢は前半
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